熊本県立図書館の特別貸し出しの返却日であったので、午前中チャリンコで出かけた。
最近は、帰り道の坂道をさけるのに、図書館を出て江津湖の遊歩道に出ることにしている。
水前寺公園から流れ出ている江津湖上流部は、水深が30センチほどしかなく、水は透き通って美しく、幼い子供たちが親と共に入り込んで遊んでいる。
少し下ると中学生らしい男子4・5人が、裸になって水の中ではしゃぎながらスマホで盛んに撮影し合っていた。
この写真はそのすぐ下流にあたる処である。私の少年時代の遊び場であった。
今はこのように芝がはられて奇麗になっているが、当時は川猟も行われていて、そのための舟が何そうか係留されていた。
その舟の下や、石の下などに「どんかっちょ」(サイト江津湖の水辺から)がいて、これを捕まえて遊んでいた。
何も遊ぶものがない時代の健康的な遊びだった。まさにこの写真の場所である。
少年たちの嬌声を聞きながら、しばらくここに立ち止まりて感慨にふけったことであった。
爽やかな風を受けながら江津湖の左岸を走り、市電の神水(くわみず)電停付近へ出て、あとは勾配を吸収するためにジグザグのコースを取ながら帰宅。
図書館は条件付きで14日に再開するようだが、私が目当てとする郷土歴史コーナーは再開の予定なし・・・
「コロナ暇」はまだ続くことになる。