津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■細川小倉藩(229)寛永五年・日帳(正月十~十一日)

2020-05-13 21:38:52 | 史料

                      (寛永五年正月)十~十一日 

         |
         |    十日
         |
         |  坂                     (規矩郡)(築壱郡)
矢山寒田牧ノ山焼 |一、酒井忠三郎登城ニ而被申候ハ、矢山・寒田御牧境、焼急度被仰付可然由被申候、遅成候ヘハ、草
ヲ急グ      |  たち不申、悪敷申候、則両所へ遣人之儀、余田左太夫ニ直申渡候事、
筑前境ニテ鴨罠差 |一、平井五郎兵衛被申候ハ、筑前境ニて、夜前かもわなさし申候ヲ、百性見付申候、かの百性存様
いばうり     |  ハ、定而 殿様ゟ御さゝせ被成候哉、いばうりのものか存候間、可相尋と存、相尋候処ニ、いば
筑前ノ者ノ密猟ナ |  うりのもの少も不存よし申候、然ハ、筑前ノものさし申候哉、とらへ可申と申候て、百性共あま
ラム    逃亡 |  た出候へ共、右ニ見付申候ニ付、其まゝにけ候て居不申候、今やも番ヲ付置候へ共、其後不参
         |  候、今朝見申候ヘハ、かも壱つかゝり候て御座候よしを申、持参被仕候、則五郎兵衛ヲ被 召
         |  出、直ニ口上被成 御聞候事、
         |                                     歩之御小姓山本喜兵衛
中津演能了ル   |一、松井少吉中津へ被遣、昨日御能御座候而、其まゝ御いとま出申候、着被仕由、山本喜兵衛被申来
         |                                     〃〃〃〃〃
         |  候事、
         |   (立成)
伊藤少九郎母ノ詫 |一、道家左近右衛門尉方ニ申渡候ハ、三宅勘三郎を以、被 仰出候ハ、伊藤少九郎儀、江戸ニテ母御
         |       ニ付
言ニヨリ妻子共ニ |  詫言被申上何方へ成共、妻子共ニ可罷越旨、 御意候間、此旨可申渡旨ニて御座候、左近右衛門
追放ニ寛メラル  |  殿御与之儀候間、此段可被仰渡通、申渡候事、
忠利中津参向ニツ |一、来十四日ニ、中津へ可被成 御座由ニ而、御供付、永良長兵衛被持出候事、
キ供付書出サル  |
         |   (成政)                        (政時)
         |一、坂崎清左衛門尉奉ニ而、長舟十右衛門尉・貴田権内両人ニ被成 御書候を、持せ可遣旨候、又清
         |      (飯田)
         |  左衛門・才兵衛ゟも右両人ニ状被遣候、明日早々ゟ持せ可遣由、清左衛門被申ニ付而、則御使番
         |  ニ申付候事、
         |

         |
         |    十一日
         |
         |   (彦四郎信通か)
稲葉信通ヨリ年賀 |一、稲葉彦六様ゟ、年頭の為御使者  半丞被参候由、吉田才右衛門ゟ被申越候事、右ノ御使者 御
ノ使者来ル    |  前ニ而被成御振舞、御小袖弐つ被遣候也、
         |  規矩郡城野
鶴すわるニツキ三 |一、きく郡城の村ニ、靏すハり申由、申来ニ付、申上候ヘハ、 三斎様御鷹弐御取せ被成候様ニ、十
         |      (貴田政時)
斎へ鷹狩ヲ勧ム  |  右衛門・権内方へ可申遣旨、被 仰出ニ付、則次飛脚ニ書状ニ遣候事、
         |

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■コロナ暇読書「江戸俳句百の笑い」

2020-05-13 20:14:23 | 書籍・読書

                    江戸俳句百の笑い

 今日は散歩の途中で左ひざに違和感を感じ、引き返すのも中途半端な感じでいつも通りに歩き通しました。
帰宅後はサポーターを装着したまま過ごしましたので、椅子に座り込んだまま、手の届く範囲で本を引っ張り出しての読書三昧で一日を過ごしました。
読む本もなくなってきて、Amazonで何か注文しようと考え、又、俳句関係の本でも買おうかと思い色々検索している中見つけたのがこの本。
最近の郵便事情からすると5日ほど時間を要することでしょうが・・・待ちましょう。
           
      江戸俳句百の笑い
              復本 一郎【著】
    コールサック社(2014/07発売)                                      

  内容説明

    芭蕉・鬼貫・井月・子規研究の第一人者である復本一郎が、十年の歳月をかけ、滑稽性の謎を解き明かす。
    貞徳から一茶・井月まで江戸俳句を知る必読書。

  目次

    初期俳諧の「笑い」
    貞門俳諧・雑林俳諧の「笑い」
    宗房・桃青時代の芭蕉の「笑い」
    芭蕉の「感動」の「笑い」(芭蕉の「笑い」;造語の「笑い」 ほか)
    鬼貫の「まこと」と「笑い」(鬼貫の「笑い」;鬼貫の「擬音語」(オノマトペ) ほか)
    蕪村の「俳力」(擬人化による「滑稽性」;微苦笑 ほか)
   「俳道人」としての一茶の「笑い」(「腮をと」く「笑い」;生活の「笑い」 ほか)
    井月の「有の侭」の「笑い」(「有の侭」の「笑い」;贈答句の「笑い」 ほか)〔ほか〕

 

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■原文に触れる「志方半兵衛言上之覚」(35)

2020-05-13 15:58:03 | 史料

                 

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■細川小倉藩(228)寛永五年・日帳(正月九日)

2020-05-13 06:52:59 | 細川小倉藩

                      (寛永五年正月)九日 

         
         |    九日
         |
忠利放鷹ス    |一、殿様、六つ時ニ御鷹野ニ被成御座候事、
紙衣紙京ヨリ下ル |一、京ゟ下候御かミこ紙、南畝小兵衛方ニ相渡候事、
         |                               (摂津山部郡)
尼崎小早五十艘建 |一、白井兵介・鏡善右衛門、両人ゟ書付被上候ハ、旧冬御下向之刻、尼崎小早五拾艘作せ可申旨、被
造ノ命      |   仰出候、此代銀大坂ニ而相渡候様ニと、被申候、右御舟作せ申奉行ニ、御船頭岐木與右衛門
ソノ代銀     |        (摂津八部郡)                        被
         |  上せ申由候、兵庫ノ御宿惣兵衛、與右衛門被申次第、銀子渡候へと、大坂へ申上せ候、則兵介・
         |                   (慰英)  (氏久)
         |  善右衛門被書上候切かミを、直ニ仁保太兵衛・田中猪兵衛方へ書肩書を仕、上せ申候事、
         |  (蟹喰)
蟹喰口門出入ノ鉄 |一、かにはミ口御門出入仕人数ノ事
炮足軽人数名付ノ |  一、明石源左衛門与小寺太左衛門・竹内吉兵衛与樋高八左衛門・山川惣右衛門与田嶋藤右衛門・千
達書案      |    寿新左衛門与白石菊右衛門、明石源左衛門与池田次兵衛、合五人也、
城使番幷進物帳付 |  右之御鉄炮衆、御城御使番幷御進物帳付ニ被召置候間、夜中何時ニ而も御門出入仕候様ニ、被仰
ノ夜中紋ノ出入ノ |  付可被下候、以上
         |   寛永五年正月九日 修理印 兵庫印             月行事
許可ヲ求ム    |                                  荒瀬角兵衛
         |         庄村五郎右衛門殿
         |  (上毛郡)
求菩提山中へ坊ヨ |一、求菩提山中之坊ゟ、 御六様へ御札比差上候、則皆川治ア方へ相渡候事、
リ光尚へ祈祷札  |
鍋島勝茂ヨリ鷹ヲ |一、鍋嶋殿ゟ、御鷹弐居参候、御使者見谷九兵衛と申仁之由、吉田少右衛門被申候事、則御宿奉行
贈ラル      |                                     〃
塒鷹ニ然ルベキモ |  ニ遠坂越後関内被参候処、御状箱関内請取被参候、口上ニハ、とや鷹之儀、前かと被仰下候ニ
ノナシ      |  付、色々比成御吟味候へ共、可然御鷹無御座ニ付而、若鷹を弐居被進候、此方二而ハかたのこと
形ノ如キ逸物   |                              
         |  く一もつ煮て御座候へ共、所ゟとりおとり申儀も御座候間、則鷹師ニ御つかわせ可被成候、左候
         |  而、 御意ニ入申候を一居被召置候、二もと共ニ被 召置候ヘハ、一段御満足ニ可被思召通ノ
         |  口上也、
         |一、中津ゟ 御書被進候、則 御返書出申ニ付、御飛脚久七ニ相渡申候事、
         |                                          奉行共金
料理人召抱ヲ望ム |一、春木金太夫肝煎を以、被立 御耳候料理人之儀、切米いかほとニ而御奉公可仕由申候哉、〇可相
        | 太夫談合ノ上、
廿石六人扶持   |  究由、才兵衛を以被 仰出候、則様子尋申候処、六人ふちニ廿石被下候様ニと申上候、但、薗辺
         |  五右衛門何右衛門と申者也、書付を以得 御諚申候処、可被 召置候間、則坂崎清左衛門を以、
         |  〃〃〃〃
         |  御礼可被遣旨、被 仰出候事、
                          |  (筑前御牧郡)
         |一、若松へ小早参候舟頭、石松作内と申御舟頭也、
         |             弐つ                (長氏)
平野佐左へ小袖音 |一、平野佐左衛門殿へ御小袖〇御樽三つ被遣候、小袖ハ平野九郎右衛門方ゟ持せ遣被申候、樽ハ国東
信        |  ゟ、幸舟参候ニ付、積遣由、九郎右被申候事、
         |                               (ママ)
         |一、平井五郎兵衛被申候ハ、筑前境にて夜前かもわなさし申候を百性、
         |  〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃

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