津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■有吉家文書解説‐「年中行事抜粋」(十九)御発駕之式・三

2021-08-11 14:17:38 | 先祖附

一最初御印口之封印を見届夫より披雲閣陽春新御居間 新御居間御印口 右同致見分夫より御次局々打廻御次口脇茶挽部屋之
 様ニ罷通 御用人ハ此所迄 案内夫より御小姓頭案内ニ而御書所裏御玄関等見繕表玄関上通りニ而多門之様ニ参り詰間江引
 取候事
 最初御印口の封印を見届け、夫より披雲閣・陽春新御居間 ・新御居間御印口 右同を見分し、夫より御次・局々を廻り御次口脇から茶挽部屋の様に
 罷り通る、 御用人は此所迄 案内夫より御小姓頭が案内にて御書所裏から御玄関等見繕り表玄関上通りて多門の様に参り、詰間へ引
取る事
一見分相済候段御一宿江申上ニ成候事右見分之儀以前ハ有之候處寛政之頃より中絶ニ相成候間重而之御發駕より見分可仕
 哉之段文化十二年御發駕前宇右衛門より奉伺候處不被為任 思召旨被仰出候間其節御用人郡九郎太郎へ右之趣申達置同
 十四年四月廿一日御發駕之節より見分相始候事 右之通ニて相済段々刻限ニ不拘御用聞せ退出之事
 見分相済んだことを御一宿(大津お茶屋)へ申上げに成る事、右見分のことは以前は行われていたが、寛政の頃より中絶となり、重ての御發駕より
 見分仕るべきと、
文化十二年御發駕前宇右衛門(松井氏)より伺ったところ任せられず思召しの旨仰出され、其節御用人郡九郎太郎へ右の趣を申達
 し置、同
十四年四月廿一日御發駕の節より見分始る事 右の通にて相済み、段々刻限に拘わらず御用聞せ退出の事
一御城代衆江御箱御引渡之儀御意被為任候得者於中柱御用人より引渡夫より坊主ニ為持御一門間江持参夫より政府御家老
    間江御城代衆持参佐弐役も附添参今日大御番所当番之着座一人御物頭一人呼出引渡被申候而退出有之候事
 御城代衆へ御箱御引渡の儀御意に任せられれば、中柱の間に於いて御用人より引渡し、夫より坊主に持せられ御一門間へ持参、夫より政府(奉行
 所)御家老の
間へ御城代衆持参し佐弐役も附添い参り、今日大御番所(頬宛御門脇)当番の着座一人・御物頭一人呼出し引渡されて退出有る事
一御参勤御道中より御飛脚等被差立候所々左之通
 御参勤御道中より御飛脚等差立せられる所々は左の通
   一鶴崎    熊本江早打御郡丈
   一灘      御渡海之上御國江御小早
   一室      御着之上御國江御小早江戸江雇飛脚
   一御着坂之上 御國江御小早江戸江御飛脚
   一大井川御越之上  御國江戸江雇飛脚
        但御着府之上  御國江雇飛脚
 右之通被差立候事
   一鶴崎    熊本へ早打御郡丈(?)
     一灘      御渡海の上御國へ御小早
     一室      御着の上御國へ御小早、江戸へは雇飛脚
     一大坂着の上 御國へ御小早、江戸へ御飛脚
     一大井川御越の上  御國・並びに江戸へ雇飛脚
          但江戸御着の上  御國へ雇飛脚
  右の通り差立たれる事

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■お盆を前に・・

2021-08-11 09:07:32 | 徒然

 今朝は久しぶりに連日24時間稼働させていたクーラーを止めました。ちょっと強い雨が降り出し、気温も25~6度まで下がり足元が冷たくさえ感じます。
今日から一週間ほどは雨の予報が出て居り、暑さも一休みしそうです。
しかし散歩にも出られそうにないので、運動不足で体重が増えそうな気がします。
オリンピックも終わり、高校野球の応援と参りましょう。
コロナ前ですとご家族の帰省があってにぎやかにお過ごしになられることでしょうが、今年はそうもなりませんね。
一層家族に想いを深くすることになるかもしれません。
今日は何とか仏壇にあげるお盆の花を買いに出かけねばと思いますが、外を眺めながら雨がとぎれるタイミングを見計らっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする