すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

猫なで声の幼児「虐待」

2005年07月25日 | 読書
それは一言でいうと、猫なで声の幼児「虐待」とでもいうべきものである。親が、というのではない。日本という社会全体で、ソフトな、しかし執拗で強力なバイアスを、抵抗力のない頭脳とやわらかな体にかけつづけているのだ。それはますます強くなっていく。
藤原智美「なぜ、その子は腕のない絵を描いたか」(祥伝社)


幼児教育の場で、異変ともいうべき事態が進行しているという。
小学校でも、新入生の「異変」がぼつぼつと出始めている。
それが、猫なで声をしているうちは誰も気づかないし
仮に気づいたとしても、止めさせることは難しい。
もっと語られなければならない。
もっと取り上げられなければいけない。