すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

『公教育の未来』を読み進める…その2

2005年07月29日 | 読書
人間は、ナナメからの称賛によって自分の居場所に確信を持つ。いや「ナナメの関係」がなければ、大人になりきれないのだ。そうした視線が錯綜した地域社会の「寛容さ」こそ、狭義の学力ばかりでなく、世界観や人生観を育む「ゆとり」にほかならない。


「ナナメの関係」とは言いえて妙だ。
藤原戦略の骨子をなすイメージである。
地域の方々を中心とした外部からの目と手を学校へ注ぐということだが
その動きがナナメかどうか、緻密に見ていくことも大切だ。
タテばかりが増えたり、ヨコにつこうとしたり
それでは子どもたちにとってのある意味の障害になってしまう。