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『公教育の未来』を読み進める…その1

2005年07月28日 | 読書
藤原和博『公教育の未来』(Benesse)を読み進めてみようと思う。

「先生は偉い。だから信用するもの」という幻想の上に、教育界は成り立っていたのだ。このことは、産業界が「資本主義は、今日よりも明日、もっと豊かになれるシステム」という幻想の上に立っているのとかわりない。幻想というのは、システムの効率を上げるには、どうしても必要なもの。それが崩れた。

学校制度はほとんど変わっていないのに
その効率性は明らかに落ちているという。
それは大きく言ってしまえば「豊かさ」の一つの象徴でもある。
システムの効率性の再向上を目指すべきか、
システムの変更や縮小という方向にいくべきか。