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かように声の力は大きい

2024年01月03日 | 雑記帳
 大晦日の夜も22時前に就寝という健康的生活(笑)を送ってしまった。従って齢相応に紅白も録画で観ることに…。もちろん名前の知らない数多くの歌い手やグループなど早送りするわけだが、一応はお気に入りもいたりして、少し注意深く聴いた部分もあった。見終わってから当然のことかと思いつつ、感じたのは…。


 出演したベテラン勢に声の衰えが目立つと感じた。上手下手という観点とは別にやはり若い声にはエネルギーがある。デジタル音響処理したような声ももちろんあるわけだし、一概に評価できないのはわかる。しかしキャリアのある者は以前との比較で判断してしまう。個別の差はあったにしろ、それが現実だと知る。





 「声の力」といえば、地震発生時のNHKアナウンサーの避難呼びかけが話題になった。家人も少し驚いていた。私は以前非常時におけるそうした訓練的場面をTVでみた記憶があり、その意図については理解できた。とはいえ、対象者以外が耳にしたら大袈裟に思えてしまうだろう。そこに問われるのは、想像力だ。


 賛否両論あったのは、否定的な人でさえ心が揺さぶられたわけだろうから、これは非常時の報道姿勢として正しいと判断していい。警戒音の強度等はさておき、かように「声の力」は大きい。こうした場合と混同するのはふさわしくないかもしれないが、ずっと抱いてきた声へのこだわりが印象付けられた出来事だ。


 一方で、歳末に罹った咽頭炎が完治できない我が状況が寂しい。「あまり声を出さないように…」という医師の指示は快癒するまでと思いたいが、こども園で周囲が騒がしい場合には、声の力をフル回転する時が求められるので少し心が曇る。齢だけは「ベテラン」間違いなしの自分は、維持に努める策を練るしかない。