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「神の子」薬丸岳

2018年01月09日 20時22分25秒 | 読書(小説/日本)


「神の子」薬丸岳

IQ161以上の町田博史が主人公。
戸籍もなく、虐待されて育つ。
その後「殺人」で少年院へ。
さらに脱獄…。
一体どのような人生を歩むのか?
上巻559ページ、下巻557ページで、読みごたえあり。

【おまけ】
読んでいて、中村文則さんの「掏摸」「王国」を思い出した。
こちらは、本作品ほど分厚くないので、未読なら先に読んでみては?
「掏摸」中村文則
「王国」中村文則


【ネット上の紹介】
少年院入所時の知能検査でIQ161以上を記録した町田博史。戸籍すら持たぬ数奇な境遇の中、他人を顧みず、己の頭脳だけを頼りに生きてきた。そして、収容された少年たちと決行した脱走事件の結末は、予想だにしなかった日々を彼にもたらすこととなる―。一方、闇社会に潜み、自らの手を汚さずに犯罪を重ねる男・室井は、不穏な思惑の下、町田を執拗に追い求めていた。