【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「鬼平犯科帳」(23)池波正太郎

2018年01月10日 20時25分03秒 | 読書(歴史/時代)


「鬼平犯科帳」(23)池波正太郎

短編1編と長編が収録されている。
短編も良かった。
長編は今までの中で一番面白く感じた。

本郷の根津権現は当時から賑わったそうだ
P17
そうなれば、これまた当然のように、岡場所(官許以外の娼婦を置いた遊里)が発生する。
いまの根津の岡場所は、幕府公認の新吉原以外の、品川、新宿、板橋、千住、深川とならぶ繁盛ぶりを見せている。


【ネット上の紹介】
謹厳実直な亡父・長谷川宣雄の隠し子出現に、平蔵は苦笑い(「隠し子」)。夜鴉がしきりに鳴いた翌日、おまさは旧知の盗賊・峰山の初蔵に声をかけられる。「新しい荒神のお頭を手伝ってもらいたい。二代目は女だ。先代の隠し子さ」。先代の助太郎親分を思い、おまさの心が騒ぐ(「炎の色」)。二人の隠し子登場で、新たなる物語が始まる。