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「ひかり舞う」中川なをみ

2018年01月31日 20時51分08秒 | 読書(歴史/時代)


「ひかり舞う」中川なをみ

信長→秀吉→家康が時代背景。
針子としてのテクニックを持つ平史郎が主人公。
これは珍しい。(普通なら、少年剣士って設定だろう)
近江、和歌山、奈良、堺、京都、対馬、朝鮮、九州、伊豆と舞台はめまぐるしく移り変わっていく。
それだけで、目が離せない。
実在する人物も多数出演。
一気読みであった。

2018.1.27朝日新聞紹介記事

【蛇足】
ストーリー中心で展開するので、もう少しキャラ立ちさせて、心理描写も深くしたら完璧なんだけど…ない物ねだり。

【ネット上の紹介】
「男の針子やなんて、はじめてやわ。あんた、子どもみたいやけど、いくつなん?」仕事のたびに、平史郎は歳をきかれた。明智光秀の家臣だった父は討ち死に、幼い妹は亡くなり、戦場で首洗いをする母とも別れて、七歳にして独り立ちの道をえらんだ平史郎。雑賀の鉄砲衆タツ、絵描きの周二、そして朝鮮からつれてこられた少女おたあ。「縫い物師」平史郎をとりまく色あざやかな人物たち―。激動の時代を生きぬいた人々の人生模様を描く!!