ボストンでの老舗新聞社、Boston Globeが、給料削減要求を呑まなければ閉鎖するという親会社からの通達を受けて、存続の危機に瀕しているというニュースを聞きました。Globeだけではなく、アメリカ各地で新聞社の収益減少は著しく、少なからぬ新聞社が破産申請をしてます。これは、インターネットによるミニコミが発達し、広告もインターネットを通じて行われるようになってきていることを考えると、予測されたことではないかと思います。雑誌を見てみると、毎年、おびただしい数の新刊雑誌が刊行されては、数年と持たずに休刊する、ということを繰り返しているわけで、人々にニュースソースのマスコミへの依存度が減少してきていることを思うと、新聞社も雑誌と同様の運命をたどるのは当然ではないか、と私は思います。私は新聞を定期購読したことがありませんし、新聞のニュースなど、お金を出してまで読む価値はないと思ってきましたから、新聞社の苦境に対して、冷淡で悪いのですが、そもそも、あんなに紙を大量に使って、ゴミのような記事を印刷するのは、紙やインクの無駄遣いだけでなく、環境破壊であるとも思うので、個人的には、世の中から新聞紙というものが消滅するのは、喜ばしいことであると考えています。新聞社はインターネット上でも生き残ることはできるかも知れませんが、いずれにせよ、収益は激減することになるでしょうから、ビジネスとしては成り立たないでしょう。今や、インターネットのおかげで知識そのものを得ることは安くなりました。結局、これだけ情報の伝播が効率的に安価に行われるようになっているということは、おそかれ早かれ、ニュースや情報を売るというビジネスそのものが成り立たなくなるのは、自然の理であろうと思います。同様にテレビ離れも進んでいるようです。視聴率が下がると、コマーシャルが減り、収入が減って、番組制作費が減り、ますます、番組が面白くなくなり、視聴率が減り、、、ということでテレビ離れが加速するのではないかと想像します。一方、ラジオは残るでしょう。制作費が余りかからないし、テレビと違って、車を運転しながらとか、単純作業をしながらとかでも楽しめますから、利用用途も広いです。私、個人的には、この傾向は大歓迎です。大学卒業後、遠方で一人暮らししていた二年間の間、私はテレビなしで過ごしましたが、静かでよかったです。今、テレビは持っていますが、見るのは、朝のニュースと天気予報、あと週に一番組ぐらいです。去年、デジタル波になるとのことで、折角、今の大型テレビに買い換えたのに、子供たちでさえ、テレビは殆ど見なくなってしまい、だだの邪魔な置物になってしまっています。テレビ放送が始まって、街頭テレビの前で力道山の試合を見るのに人々が群れなしてから、六十年、こうしてテレビが衰退していくというのは、子供のころ、夕食後は、家族でテレビの時代劇やホームドラマを見ながら育った私としては、なんとも感慨深いものです。しかし、最近の偏向報道や余りに面白くないバラエティー番組に辟易としている私としては、テレビや新聞が世の中から消えてしまっても、別段、困りません。むしろ、マスメディアというものは、近年とりわけ、益よりも害の方が大きいように思います。マスメディアが解体されミニコミ化していくのは、私は望ましいことであると思います。
先月の小沢党首の秘書の国策捜査の報道、今回の北朝鮮のミサイル打ち上げ騒動などを見ると、マスコミは、権力の手下で、国民に故意に偏向した情報を流し、国民操作の道具となってしまっていることが、露骨に表れていて、醜悪でした。北朝鮮の人工衛星に関しては、アメリカもミサイルであると報道していますから、「北朝鮮が軍事的野望をふくらませている」という話は、日本の巨額な防衛予算の正当性を国民に刷り込み、アメリカが日本を極東防衛の駒として利用するための日米安保の現状継続という目的にとって都合がよいから、大騒ぎするのでしょう。小沢首相となれば、日米安保は大幅見直しとなるでしょうし、防衛庁のみならず、官僚構造の刷新も行われるでしょうから、マスコミと政府による北朝鮮ミサイル空騒ぎ(実は、ひょっとしたら本当に、単なる人工衛星打ち上げ失敗なのかも知れません)は、今回の小沢失脚スキームの一部であると、考えることもできるかもしれません。
いずれにせよ、マスコミはこのツケを払わされるでしょう。Globe紙同様のことが日本の新聞やテレビ局に起こるはずです。今のマスコミのレベルを見ていると、それは歓迎すべきことであると私は思います。
先月の小沢党首の秘書の国策捜査の報道、今回の北朝鮮のミサイル打ち上げ騒動などを見ると、マスコミは、権力の手下で、国民に故意に偏向した情報を流し、国民操作の道具となってしまっていることが、露骨に表れていて、醜悪でした。北朝鮮の人工衛星に関しては、アメリカもミサイルであると報道していますから、「北朝鮮が軍事的野望をふくらませている」という話は、日本の巨額な防衛予算の正当性を国民に刷り込み、アメリカが日本を極東防衛の駒として利用するための日米安保の現状継続という目的にとって都合がよいから、大騒ぎするのでしょう。小沢首相となれば、日米安保は大幅見直しとなるでしょうし、防衛庁のみならず、官僚構造の刷新も行われるでしょうから、マスコミと政府による北朝鮮ミサイル空騒ぎ(実は、ひょっとしたら本当に、単なる人工衛星打ち上げ失敗なのかも知れません)は、今回の小沢失脚スキームの一部であると、考えることもできるかもしれません。
いずれにせよ、マスコミはこのツケを払わされるでしょう。Globe紙同様のことが日本の新聞やテレビ局に起こるはずです。今のマスコミのレベルを見ていると、それは歓迎すべきことであると私は思います。