口先ペテン内閣、早速、原発ゼロを事実上撤回し、閣議決定を見送ったという話。経団連、日本商工会議所などの「目先のカネ優先団体」は、「原発ゼロが回避できて、歓迎すべきことだ」と評価したそうです。ため息しかでませんね。原発の危険を理解できていないのでしょう。
フクシマの原発事故はどうなっているのか、情報がずっと抑制されているようですが、極めて危険な状態が続いているのは間違いないようです。このブログの情報によれば、文科省は、ストロンチウムの分布地図を公開した後、速攻で削除したらしいです。私も文科省のサイト探してみましたが、もう見当たりません。削除前のこの地図によると群馬県の大部分、栃木県の半分、茨城南部、千葉北部の線量が福島なみに高いですね。群馬県というのは意外でしたが、現状ですでにコレですから、懸念されているフクシマの4号機に何らかのことが起こった場合、東日本全滅どころか、西日本も相当な影響を受けるでしょう。
現代ビジネスに、もと外交官、村田氏の寄稿(新たな一大汚染の危機と国、東電の無策ぶり)があります。一部抜き書き。
東電、政府、経団連の脳天気ぶりには呆れ果てます。xxは死ななきゃ治らないレベルなのでしょう。この調子が続けば、遠からぬ未来にもう一度GHQが設置されることになると思います。私、正直、それを望んでいます。いまや日本政府の無能さは日本国民だけでなく、世界にとって極めて有害だと思うからです。この際、オバマに次の首相をやってもらいましょう。日本は独立国として危機管理を自前で行えるだけの実力がないのです。
ついでに、昨日の民主党党首選の街頭演説ちらっとみました。ドジョウに怒号の嵐(日々雑感より)。「人殺し!」という声も聞こえました。見えるプラカードはドジョウ内閣批判ばかり、演説をはじめた瞬間から「帰れ!」コールで、何も聞こえなくなりました。にもかかわらず、虚空に向かってシャーシャーと言いたい事だけ喋りつづけるドジョウ。ホントに壊れたロボットですね。一方の自民党は総裁選に出ている全員が「原発ゼロ」に反対。石破氏にいたっては、原発ゼロについて「夢ばかり追っていても仕方が無い(同ブログ、時事)」といったらしいです。原発ゼロが「夢」というような、みみっちい人間が総裁なり首相になって、国民は何を期待できるのでしょうか。原発ゼロは、4号機の現状を知っている人にとっては、直ちに取りかからなければならない最重要事項であるのは自明です。日本は、既に極めて危険な状態にあって、もし4号機プール下の活断層に異変でも起これば、文字通り、日本は滅亡することになります。阪神大震災が95年ですから、この規模の地震はいつ起きてもおかしくありません。それに、原発は全部で50基以上もあって、そのうちの複数が違法に活断層の上に立てられているのですから、日本滅亡を引き起こし得るのはフクシマだけではありません。
フクシマの原発事故はどうなっているのか、情報がずっと抑制されているようですが、極めて危険な状態が続いているのは間違いないようです。このブログの情報によれば、文科省は、ストロンチウムの分布地図を公開した後、速攻で削除したらしいです。私も文科省のサイト探してみましたが、もう見当たりません。削除前のこの地図によると群馬県の大部分、栃木県の半分、茨城南部、千葉北部の線量が福島なみに高いですね。群馬県というのは意外でしたが、現状ですでにコレですから、懸念されているフクシマの4号機に何らかのことが起こった場合、東日本全滅どころか、西日本も相当な影響を受けるでしょう。
現代ビジネスに、もと外交官、村田氏の寄稿(新たな一大汚染の危機と国、東電の無策ぶり)があります。一部抜き書き。
現在、4号機のプールにある1535本の核燃料棒はかろうじて冷却されていますが、もし4号機が倒壊すれば、冷やす術はありません。そうなると、最悪の事態---核燃料棒が溶け、メルトダウンが起き、膨大な放射性物質が撒き散らされるという、いまだ人類が経験したことがない悲劇が起こります。
今、4号機も含めて、福島第一原発に残されている核燃料棒の総数は1万4225本にのぼります。米国の核科学者ロバート・アルバレス氏によれば、チェルノブイリの85倍のセシウム137が福島第一原発に存在するそうです。
第1部でガンダーセンさんは、以下のような重要な指摘をしました。これが後に、処理体制の驚くべき実態が明らかになることにつながります。
①4号機の燃料プールの水が地震で抜け、燃料棒がむき出しになると、1535本の燃料棒に火がつく。このことはアメリカで、すでに実験によって確認されている。
②その火がついたときの破壊力は、核兵器程度ではすまない。東北、関東圏は壊滅し、放射能で人がいなくなれば、福島第一原発の1、2、3、5、6号機も管理不能となり 核の暴走が勃発する。
③燃料棒に一度火がつくと、燃料棒を包むジルコニウムが水を分解し、そのときに生じる酸素で発火が起こり、水素爆発に至る危険がある。したがって、消火に水を使用することは許されない。
④消火のための化学製品はアメリカで開発されているので、これを用意しておくことが望まれる。
東電だけでなく、国の実務責任者も「燃料棒の消火に水を使うことが許されない」という重要な事実を知らなかったのです。
注目を集めたのは、菅直人前首相の政策秘書・松田光世氏の発言でした。松田氏は、ガンダーセン氏が述べた消火のための化学薬剤に関して、こんな趣旨のことを述べました。
「福島第一原発の事故の直後、日本政府はアメリカ軍にこの消火薬剤を送ってもらっている。だが、東電にはまだ渡していない。東電には管理能力がないと判断しているので、消火薬剤の到着を知らせてもいない。
「4号機の建屋の下の、南側3分の1くらいのところに活断層がある。核燃料プールはその上にある。大震災のとき、4号機は80㎝も右に傾いた。そこに東電は40本の棒を打ちこんで補強した。
第一に、世界が安全保障問題として注目している4号機問題につき、経産省と東電が、事故から1年半を経てもその重大さを理解しておらず、最悪の場合の想定も対策も一切考えていなかったことが明らかになりました。
集会の後、ガンダーセン氏は私宛のメールの中で、次のような意見を述べてきました。
①東電は最悪の事態が発生しうることを想像できていない。そのため、対策の必要も感じていないことが今回の集会により証明された。
②「4号機の冷却プールに燃えるものは何もない」という東電側の言い分に戦慄を覚えた。原発事故が起こった後も、東電の世界観は事故の前と一切変わっていない。
③「独立した専門家が必要」とのご意見には賛成するが、IAEA(国際原子力機関)の専門家は排除すべきである。
4号機について、フランスの有力誌『ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール』は8月、「最悪の事故はこれから起きる」とするショッキングな記事を掲載しました。この記事では、北澤宏一元JST理事長など、4号機の施設のデータを分析した専門家を取材し、「北半球全体が長期にわたって深刻な汚染にさらされ、現代日本は滅亡する」
今、4号機も含めて、福島第一原発に残されている核燃料棒の総数は1万4225本にのぼります。米国の核科学者ロバート・アルバレス氏によれば、チェルノブイリの85倍のセシウム137が福島第一原発に存在するそうです。
第1部でガンダーセンさんは、以下のような重要な指摘をしました。これが後に、処理体制の驚くべき実態が明らかになることにつながります。
①4号機の燃料プールの水が地震で抜け、燃料棒がむき出しになると、1535本の燃料棒に火がつく。このことはアメリカで、すでに実験によって確認されている。
②その火がついたときの破壊力は、核兵器程度ではすまない。東北、関東圏は壊滅し、放射能で人がいなくなれば、福島第一原発の1、2、3、5、6号機も管理不能となり 核の暴走が勃発する。
③燃料棒に一度火がつくと、燃料棒を包むジルコニウムが水を分解し、そのときに生じる酸素で発火が起こり、水素爆発に至る危険がある。したがって、消火に水を使用することは許されない。
④消火のための化学製品はアメリカで開発されているので、これを用意しておくことが望まれる。
東電だけでなく、国の実務責任者も「燃料棒の消火に水を使うことが許されない」という重要な事実を知らなかったのです。
注目を集めたのは、菅直人前首相の政策秘書・松田光世氏の発言でした。松田氏は、ガンダーセン氏が述べた消火のための化学薬剤に関して、こんな趣旨のことを述べました。
「福島第一原発の事故の直後、日本政府はアメリカ軍にこの消火薬剤を送ってもらっている。だが、東電にはまだ渡していない。東電には管理能力がないと判断しているので、消火薬剤の到着を知らせてもいない。
「4号機の建屋の下の、南側3分の1くらいのところに活断層がある。核燃料プールはその上にある。大震災のとき、4号機は80㎝も右に傾いた。そこに東電は40本の棒を打ちこんで補強した。
第一に、世界が安全保障問題として注目している4号機問題につき、経産省と東電が、事故から1年半を経てもその重大さを理解しておらず、最悪の場合の想定も対策も一切考えていなかったことが明らかになりました。
集会の後、ガンダーセン氏は私宛のメールの中で、次のような意見を述べてきました。
①東電は最悪の事態が発生しうることを想像できていない。そのため、対策の必要も感じていないことが今回の集会により証明された。
②「4号機の冷却プールに燃えるものは何もない」という東電側の言い分に戦慄を覚えた。原発事故が起こった後も、東電の世界観は事故の前と一切変わっていない。
③「独立した専門家が必要」とのご意見には賛成するが、IAEA(国際原子力機関)の専門家は排除すべきである。
4号機について、フランスの有力誌『ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール』は8月、「最悪の事故はこれから起きる」とするショッキングな記事を掲載しました。この記事では、北澤宏一元JST理事長など、4号機の施設のデータを分析した専門家を取材し、「北半球全体が長期にわたって深刻な汚染にさらされ、現代日本は滅亡する」
東電、政府、経団連の脳天気ぶりには呆れ果てます。xxは死ななきゃ治らないレベルなのでしょう。この調子が続けば、遠からぬ未来にもう一度GHQが設置されることになると思います。私、正直、それを望んでいます。いまや日本政府の無能さは日本国民だけでなく、世界にとって極めて有害だと思うからです。この際、オバマに次の首相をやってもらいましょう。日本は独立国として危機管理を自前で行えるだけの実力がないのです。
ついでに、昨日の民主党党首選の街頭演説ちらっとみました。ドジョウに怒号の嵐(日々雑感より)。「人殺し!」という声も聞こえました。見えるプラカードはドジョウ内閣批判ばかり、演説をはじめた瞬間から「帰れ!」コールで、何も聞こえなくなりました。にもかかわらず、虚空に向かってシャーシャーと言いたい事だけ喋りつづけるドジョウ。ホントに壊れたロボットですね。一方の自民党は総裁選に出ている全員が「原発ゼロ」に反対。石破氏にいたっては、原発ゼロについて「夢ばかり追っていても仕方が無い(同ブログ、時事)」といったらしいです。原発ゼロが「夢」というような、みみっちい人間が総裁なり首相になって、国民は何を期待できるのでしょうか。原発ゼロは、4号機の現状を知っている人にとっては、直ちに取りかからなければならない最重要事項であるのは自明です。日本は、既に極めて危険な状態にあって、もし4号機プール下の活断層に異変でも起これば、文字通り、日本は滅亡することになります。阪神大震災が95年ですから、この規模の地震はいつ起きてもおかしくありません。それに、原発は全部で50基以上もあって、そのうちの複数が違法に活断層の上に立てられているのですから、日本滅亡を引き起こし得るのはフクシマだけではありません。