百醜千拙草

何とかやっています

前人未到の領域

2013-11-05 | Weblog
歴史は繰り返すは言いますが、正確に過去が再現されるわけではありませんから、これから起こることは、どんなことであっても厳密には前人未踏の初めてのことです。しかし、過去の先例に学んで、何が起こるかを予想することはある程度可能です。例えば、チェルノブイリ事故を思い返せば、これから東日本ではガンが急激に増え、チェルノブイリハートと呼ばれる心疾患が急激に増えて、突然死が増え、子供たちの健康状態が著しく低下するだろう、という予想はかなりの高い確率で当たるでしょう。それが2016年までには隠し通せないレベルに顕在化してマスコミも無視できなくなるということも間違いないでしょう。

 そこまでは過去の事例から想像できます。とすると、想像もできない未来というのは、想像するだけの能力や知識に欠けているか、起こりうることがその能力や過去の事例が予想を許す範囲を遥かに超えている、(またはその両方)ということではないでしょうか。

 フクシマが前人未到の領域に入りつつあるという表現をよく目にします。想像を絶する世界が実現してしまう可能性の前に「前人未到の領域」という言葉以外に形容できないのでしょう。私も4号機プールからの使用済み核燃料の取り出しが11/8から始まるというニュースを聞いて、戦慄しております。
 一つのミスも許されない大変な危険作業であるということは聞いています。もしミスが起こって、取り出し中の燃料棒を破損したり、落としたりして、大気中で核反応が始まれば、想像を絶する大変なことが起こる、と聞いています。そうなれば、使用済み核燃料から即死するレベルの放射能が放出されて人も機械も近寄れなくなり、フクシマにある全ての核のコントロールは全く不可能になると聞いています。そして、多くの人がその時点で、「日本は終わる」「北半球は人が住めなくなる」ということを言うわけです。それが前人未到の領域であり、想像もできない未来ということです。
 どのように「日本が終わる」のか、一体、「日本が終わる」とはどういうことか、という問いになると、私の思考は止まってしまいます。おそらく、余りに凄いことがたくさん起こるので、いちいち具体的に想像することさえできないということなのだろうと思います。
そのような綱渡り的作業を気の遠くなるほど長期に繰り返さなければならなにのに、フクシマでは、汚染水がどんどんたまり、熟練作業員が現場を去りつつあり、経験の浅いゼネコンがかき集めた作業員ばかりと、状況は悪化していく一方です。

少し前の記事をリンクします。

カレイドスコープ、「11月8日から燃料取り出し-日本は前人未到の領域に入る

暗黒夜考、【福島第1原発】 11/8より4号機燃料プールの使用済核燃料取り出し作業開始 ~万一の際の想定はゼロ~

万が一のことは「想定外」なので、万が一ミスして4号機プールに人間が近づけないような状況に陥った時にどうするのかは、何一つ考えていないのだそうです。そうなったら一億艘玉砕ということです。太平洋戦争の時からこの国は何一つ学んでいません。作戦が失敗したときにどうリカバリーするか、次善策は何か、何も考えていません。戦争に負けても想定外、神風が吹かないのも想定外、だから何も考えない、それがこの国の政府のようです。(これが研究計画申請書だったら、間違いなく落とされますね。)

日本の原発事故がなぜ収束しないのか、上のカレイドスコープの最近の別の記事を、リンクします。

「真性のバカ」に牙をむき始めた国際世論

私、兵庫県発のせんべい屋、播磨屋のファンです。柔らかく甘い揚げせんべいは、若いころ大好きでした。記事のタイトル、「真性のバカ」は、ブログの管理人の方の言葉ではなく、記事内に紹介されている播磨屋の輸送トラックの側面に書かれている抗議の言葉からとっています。私は汚い言葉を使うのを止めているので、「真性のバカ」とは言わずに「xxxが弱い」と表現していますが、この愚か者には本当に限度がない、と常々、恐怖心を抱いています。真性のXX、つまり、心を持たないただの操り人形は、悪魔の拷問器具のように恐ろしいです。状況や国民の気持ちを理解する能力がないロボットが、悪魔の手先となって、国や世界を滅ぼそうとしている、恐怖漫画そのままです。

この記事の中に引用されている英文記事は、日本の体制に痛烈な批判を加えています。この記事は「Abe fiddles while Fukushima leaks」」というタイトルになっています。不安定なユダヤ人の人生を「屋根の上でバイオリン(fiddle)を弾く」ようだと喩えたミュージカルがありますが、fiddleという言葉には、バイオリンを弾く、時間を潰す、という意味に加えて、「いいかげんな事を言って、誤摩化す」という意味もあります。日本でも「三味線を弾く」という言葉がありますね。この記事の和訳がリンク先にありますが、私同様、アベ氏、日本政府、体制側のどうしようもなく悪質な態度に対する著者の怒りが、ありありと伝わってきます。

東電と日本政府は、この事故の処理に、救いがたいほど最低の仕事をやってしまった。
彼らは、ほとんど管理できないままでいる。

むしろ、彼らは、正確に言えば、公衆衛生、公衆の安全、日本経済までも犠牲にして、この災害から利益を得ようと、日本を後援する仕組みを広げているのだ。

その結果、この事故を起こした日本の容疑者たちは、これまでより裕福になっているのだ。
一方で、実際の問題は何も解決されていないし、彼らはこの問題に真剣に取り組もうとさえしていないのだ。

私が、どのようにして、このことを知ったのか話をさせてほしい。、、、、


是非、リンク先をご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする