「秋の園遊会:山本太郎議員が突然 陛下に手紙手渡す」 毎日新聞 2013年10月31日 というニュース。
頑張って下さい、山本さん、と私は言いたいですね。
宮内庁、つまり天皇つきの官僚は、天皇に国政の機能がないので場にふさわしくない、と言ったと言いますが、天皇に国政機能がないのなら、政治家が天皇に手紙を渡すことが何の問題があるのでしょう。天皇陛下に手紙を渡すのと、街頭で道行く人にビラを渡すのとどう違うのでしょう。公人たる政治家ですから、全ての行動は政治行動です。私人として靖国参拝しても、叩かれるのですから、園遊会は政治の場ではない、とか「ふさわしくない」とか、タワケ口を叩くな、と言いたいですね。むしろ、自分の使命を自覚し、それを遂行するのに、あらゆる機会を利用しようとする山本さんの行動は褒められるべきものでしょう。ねぎらいの場においてさえ自分の使命を忘れないのだから、山本さんはもっと褒められて然るべきであって、天皇が「不愉快だ」というのならともかく、まわりの小役人や出しぬかれた自民党幹事長がブツクサ言うべきものではないと私は思います。
武士ならば、いつ敵が襲ってきても、瞬時に鯉口を切れるようでなければなりません。同じく、政治家であるならば、自分の政治使命を完遂するために、いつもフトコロには直訴状を忍ばせておくぐらいの心得があって然るべきだろうと思います。研究者ならいつでもどんな研究の話題にも気の利いた質問の一つもできるようであるべきだし、医者ならば病院の外でも急病人の応急処置ぐらいはできるべきでしょう。専門外だからわかりませんとか、道具がないので処置ができませんとか、場にふさわしくないとか、そんなことを言う研究者や医者を信用するのは困難です。同様に、園遊会はねぎらいの場だとか、その場にふさわしいかどうか常識的に判断、とかいうフヤケた根性の政治家ではいい仕事はできないだろうと私は思います。自民党幹事長の言い草は、刀を置いて酒席に入った武士が、敵に踏み込まれた時の言い訳のように聞こえます。昔の人は、こういう場合は「不覚をとった」と反省し、泣き言を言わないものでした。
山本太郎さんと、この自民党幹事長、政治家としてどちらを応援したいですか、と問えば、答えは自明ですね。
天皇、皇后両陛下が主催する秋の園遊会が31日、東京・元赤坂の赤坂御苑であり、山本太郎参院議員(無所属)が天皇陛下に突然手紙を手渡す場面があった。手紙はすぐに側近の侍従長が預かった。山本議員の行為は、皇室の政治利用に抵触する可能性があり、宮内庁幹部は「天皇に国政の権能がないことは憲法に明記されており、ねぎらいの場である園遊会にふさわしくない」と語った。
山本議員は31日夕、国会内で取材に応じ、手紙の内容は福島の原発被害に関するものだと明らかにした。その上で「一人の人間として思いをお伝えした。政治利用は全くない」と話した。
一方、菅義偉官房長官は記者会見で「その場にふさわしいかどうか常識的に判断することだ」と述べ、不快感を示した。園遊会に招かれる国会議員は、宮内庁が人数を指定したうえで、衆参の事務局に推薦を依頼している。
山本議員は31日夕、国会内で取材に応じ、手紙の内容は福島の原発被害に関するものだと明らかにした。その上で「一人の人間として思いをお伝えした。政治利用は全くない」と話した。
一方、菅義偉官房長官は記者会見で「その場にふさわしいかどうか常識的に判断することだ」と述べ、不快感を示した。園遊会に招かれる国会議員は、宮内庁が人数を指定したうえで、衆参の事務局に推薦を依頼している。
頑張って下さい、山本さん、と私は言いたいですね。
宮内庁、つまり天皇つきの官僚は、天皇に国政の機能がないので場にふさわしくない、と言ったと言いますが、天皇に国政機能がないのなら、政治家が天皇に手紙を渡すことが何の問題があるのでしょう。天皇陛下に手紙を渡すのと、街頭で道行く人にビラを渡すのとどう違うのでしょう。公人たる政治家ですから、全ての行動は政治行動です。私人として靖国参拝しても、叩かれるのですから、園遊会は政治の場ではない、とか「ふさわしくない」とか、タワケ口を叩くな、と言いたいですね。むしろ、自分の使命を自覚し、それを遂行するのに、あらゆる機会を利用しようとする山本さんの行動は褒められるべきものでしょう。ねぎらいの場においてさえ自分の使命を忘れないのだから、山本さんはもっと褒められて然るべきであって、天皇が「不愉快だ」というのならともかく、まわりの小役人や出しぬかれた自民党幹事長がブツクサ言うべきものではないと私は思います。
武士ならば、いつ敵が襲ってきても、瞬時に鯉口を切れるようでなければなりません。同じく、政治家であるならば、自分の政治使命を完遂するために、いつもフトコロには直訴状を忍ばせておくぐらいの心得があって然るべきだろうと思います。研究者ならいつでもどんな研究の話題にも気の利いた質問の一つもできるようであるべきだし、医者ならば病院の外でも急病人の応急処置ぐらいはできるべきでしょう。専門外だからわかりませんとか、道具がないので処置ができませんとか、場にふさわしくないとか、そんなことを言う研究者や医者を信用するのは困難です。同様に、園遊会はねぎらいの場だとか、その場にふさわしいかどうか常識的に判断、とかいうフヤケた根性の政治家ではいい仕事はできないだろうと私は思います。自民党幹事長の言い草は、刀を置いて酒席に入った武士が、敵に踏み込まれた時の言い訳のように聞こえます。昔の人は、こういう場合は「不覚をとった」と反省し、泣き言を言わないものでした。
山本太郎さんと、この自民党幹事長、政治家としてどちらを応援したいですか、と問えば、答えは自明ですね。