世の中には、真実を尊び自己欺瞞を嫌う正直な人々と、カネと保身のためならなんでもする人々がおります。私は、人間の善意を基本的に信じておりますが、追いつめられたり、カネに目がくらんだりすると、豹変して賢くない行動をとる人間が多数いることも知っております。むしろ、自分の都合で主義主張をコロコロ変える人間の方が多数でしょう。与党になる前と後での民主党の豹変ぶり、与党返り咲き前と後での自民党の豹変ぶり、そういうものを目にすると、いくら人間は本当は善人なのだと思いこもうとしても、いやになります。
結局、自分の都合でコロコロする連中がマスコミや政府や国家官僚組織をコントロールしているということが今日の禍いの根であろうと私は思っています。自分一人ではビビリで何もできないくせに、アメリカ様の威を借りてアジア諸国相手に強がってみせ、軍隊を持ちたいがために、憲法を変えずにその解釈だけ変えてゴマカそうとし、その批判を封じ込めるために、秘密保護法などというクソ法案を出すような、姑息な卑怯者(それ以外に形容のしようがないです)が首相をやっているのがいい見本でしょう。自分に実力がないから、恐れ怖がり、不安で仕方がないので、強いものに媚びる一方で弱い者には強気にでるのです。精神年齢が子供です。
「美味しんぼ」バッシングは、原発新聞の読売の社説を読めば明らかですが、原発ムラのキャンペーンです。放射能汚染は事実であり、チェルノブイリの例を知っていれば健康被害があるのも当然と考えるのが普通のです。そんなあたり前のこと(自民党自身でさえ過去に黒海答弁で言っていたこと)を漫画に書かれた位で、与党になったと思ったら、手のひら返して「風評」だという言う方がよっぽど、おかしいわけです。しかし、連中に理屈は通用しません。チェルノブイリ後の忌野清志郎さんの反原発アルバムを直前で発禁にしてしまったぐらいですから、原発ムラが力づくで都合のわるい言論を封鎖しようとするのは今にはじまったことではありません。
その「美味しんぼ」を非難する読売の社説は、その第一行目からして、
とエラそうにぬかしています。「あらぬ不安」の一言目から、この社説子の傲慢な悪意を感じます(アベ氏ではあるまいし、現実認識能力の欠如した人間が社説を書いているともおもえませんからね)私なら、「もっともな不安を指摘してあらためて問題提起した内容」とでも書きますね。原発ムラ プロパガンダ部隊の「科学的に証明されていないから、放射能被曝と鼻血は関係がない」という幼稚な論理の飛躍、小学生でも騙されないでしょう。
普通の頭があれば、チェルノブイリの疫学データから学ぼうとするでしょう。読売に限らず、原発ムラ御用メディア、御用ブロガーなどの記事を見れば、当然すべき客観的な検証を無視して、非常に感情的かつ攻撃的に「風評」と決めつけています。このことからだけでも、これらの記事がある悪質な「意図」のもとにかかれた誘導記事であることがわかります。
植草さんのブログでは、チェルノブイリのデータを紹介し、チェルノブイリの近辺の住民は、事故後に5人に1人は鼻血を出していたという事実が記されてあります。もちろん、この因果関係を科学的に「証明」することはできません。証明しようとすると、人間のグループを放射線に被曝させた群と被曝させない群にわけて、鼻血の発症頻度を計測するという実験が必要になるからです。しかし、一般にみられる鼻血の頻度とチェルノブイリでの鼻血の頻度を比較して、統計的検討を行って、関連性を確認することならできるでしょう。これは、証明ではないが、因果関係を示唆する「科学的証拠」であるとは言えます。故に、私は、福島でも鼻血が被曝が原因であると結論づける「科学的証拠」を得ることは難しくないと思います。
チェルノブイリの鼻血問題に関する報告
頭痛、倦怠感、吐き気というのは、よくある症状ですが、鼻血、肌が焼けるように痛む、などは、そう頻度の多い症状ではありません。放射性物質の直接被曝を示唆するものでしょう。のどの痛みは風邪などではよくある症状でしょうが、避難民の40%以上が訴えるというのは異常な話で、やはり飛散した放射性物質を吸引したがための粘膜障害であろうと普通は考えますね。それにしても1割弱の人が「気を失った」と答えたのは驚きです。心筋障害などによる一過性の不整脈でしょうか?
数少ない良識派新聞、中日、東京新聞では、
美味しんぼ」登場の医師 「すべて事実。抗議は被災者に失礼」
もう一つ、ゲンダイの記事
「私が鼻血を出すことが犯罪とでも言うのか」――。こう憤りの声を上げているのは、井戸川克隆・前福島県双葉町長だ。
、、、
(福島の住民が)鼻血を出すという話は、今回、ことさら強調して語ったわけでも、(取材者を)誘導したのでもありません。私は以前からメディアの前でずっと同じことを言い続けていました。これまでは取り上げられてこなかっただけです。だいたい私が鼻血を出した、と話したことが批判されるべきことなのか。それを(閣僚らが)批判するとは人権侵害ですよ」
、、、
何でもかんでも「風評被害」と決めつけて議論すらさせないから不安が募るのだ。福島県も石原も下村も、マンガに噛みつくヒマがあったら、年間被曝線量を20ミリシーベルトに引き上げても「安全」という具体的な根拠を県民に示すべきだ。
結局、自分の都合でコロコロする連中がマスコミや政府や国家官僚組織をコントロールしているということが今日の禍いの根であろうと私は思っています。自分一人ではビビリで何もできないくせに、アメリカ様の威を借りてアジア諸国相手に強がってみせ、軍隊を持ちたいがために、憲法を変えずにその解釈だけ変えてゴマカそうとし、その批判を封じ込めるために、秘密保護法などというクソ法案を出すような、姑息な卑怯者(それ以外に形容のしようがないです)が首相をやっているのがいい見本でしょう。自分に実力がないから、恐れ怖がり、不安で仕方がないので、強いものに媚びる一方で弱い者には強気にでるのです。精神年齢が子供です。
「美味しんぼ」バッシングは、原発新聞の読売の社説を読めば明らかですが、原発ムラのキャンペーンです。放射能汚染は事実であり、チェルノブイリの例を知っていれば健康被害があるのも当然と考えるのが普通のです。そんなあたり前のこと(自民党自身でさえ過去に黒海答弁で言っていたこと)を漫画に書かれた位で、与党になったと思ったら、手のひら返して「風評」だという言う方がよっぽど、おかしいわけです。しかし、連中に理屈は通用しません。チェルノブイリ後の忌野清志郎さんの反原発アルバムを直前で発禁にしてしまったぐらいですから、原発ムラが力づくで都合のわるい言論を封鎖しようとするのは今にはじまったことではありません。
その「美味しんぼ」を非難する読売の社説は、その第一行目からして、
あらぬ不安を煽る問題の多い内容である。
とエラそうにぬかしています。「あらぬ不安」の一言目から、この社説子の傲慢な悪意を感じます(アベ氏ではあるまいし、現実認識能力の欠如した人間が社説を書いているともおもえませんからね)私なら、「もっともな不安を指摘してあらためて問題提起した内容」とでも書きますね。原発ムラ プロパガンダ部隊の「科学的に証明されていないから、放射能被曝と鼻血は関係がない」という幼稚な論理の飛躍、小学生でも騙されないでしょう。
普通の頭があれば、チェルノブイリの疫学データから学ぼうとするでしょう。読売に限らず、原発ムラ御用メディア、御用ブロガーなどの記事を見れば、当然すべき客観的な検証を無視して、非常に感情的かつ攻撃的に「風評」と決めつけています。このことからだけでも、これらの記事がある悪質な「意図」のもとにかかれた誘導記事であることがわかります。
植草さんのブログでは、チェルノブイリのデータを紹介し、チェルノブイリの近辺の住民は、事故後に5人に1人は鼻血を出していたという事実が記されてあります。もちろん、この因果関係を科学的に「証明」することはできません。証明しようとすると、人間のグループを放射線に被曝させた群と被曝させない群にわけて、鼻血の発症頻度を計測するという実験が必要になるからです。しかし、一般にみられる鼻血の頻度とチェルノブイリでの鼻血の頻度を比較して、統計的検討を行って、関連性を確認することならできるでしょう。これは、証明ではないが、因果関係を示唆する「科学的証拠」であるとは言えます。故に、私は、福島でも鼻血が被曝が原因であると結論づける「科学的証拠」を得ることは難しくないと思います。
チェルノブイリの鼻血問題に関する報告
●プリピャチ市(原発から約3キロ)の避難民アンケート
回答者9501人
「事故後1週間に体に感じた変化」
という質問に、人々は次のように答えた。
頭痛がした 5,754人 60.6%
吐き気を覚えた 4,165人 43.8%
のどが痛んだ 3,871人 40.7%
肌が焼けたように痛んだ 591人 6.2%
鼻血が出た 1,838人 19.3%
気を失った 880人 9.3%
異常な疲労感を覚えた 5,346人 56.3%
酔っぱらったような状態になった1,826人 19.2%
その他 1,566人 16.5%
回答者9501人
「事故後1週間に体に感じた変化」
という質問に、人々は次のように答えた。
頭痛がした 5,754人 60.6%
吐き気を覚えた 4,165人 43.8%
のどが痛んだ 3,871人 40.7%
肌が焼けたように痛んだ 591人 6.2%
鼻血が出た 1,838人 19.3%
気を失った 880人 9.3%
異常な疲労感を覚えた 5,346人 56.3%
酔っぱらったような状態になった1,826人 19.2%
その他 1,566人 16.5%
頭痛、倦怠感、吐き気というのは、よくある症状ですが、鼻血、肌が焼けるように痛む、などは、そう頻度の多い症状ではありません。放射性物質の直接被曝を示唆するものでしょう。のどの痛みは風邪などではよくある症状でしょうが、避難民の40%以上が訴えるというのは異常な話で、やはり飛散した放射性物質を吸引したがための粘膜障害であろうと普通は考えますね。それにしても1割弱の人が「気を失った」と答えたのは驚きです。心筋障害などによる一過性の不整脈でしょうか?
数少ない良識派新聞、中日、東京新聞では、
美味しんぼ」登場の医師 「すべて事実。抗議は被災者に失礼」
小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味(おい)しんぼ」に「岐阜環境医学研究所長」として実名で登場し、原発事故や震災がれきと鼻血の関連性を指摘している元岐阜大助教授の松井英介医師(76)=岐阜市=は12日、本紙の取材に「すべて事実。実際に異変を感じている人たちがいる」と主張した。福島県や大阪市などの抗議には「〝事実無根〟というのは、その人たちに失礼だ」と反論した。
もう一つ、ゲンダイの記事
「私が鼻血を出すことが犯罪とでも言うのか」――。こう憤りの声を上げているのは、井戸川克隆・前福島県双葉町長だ。
、、、
(福島の住民が)鼻血を出すという話は、今回、ことさら強調して語ったわけでも、(取材者を)誘導したのでもありません。私は以前からメディアの前でずっと同じことを言い続けていました。これまでは取り上げられてこなかっただけです。だいたい私が鼻血を出した、と話したことが批判されるべきことなのか。それを(閣僚らが)批判するとは人権侵害ですよ」
、、、
何でもかんでも「風評被害」と決めつけて議論すらさせないから不安が募るのだ。福島県も石原も下村も、マンガに噛みつくヒマがあったら、年間被曝線量を20ミリシーベルトに引き上げても「安全」という具体的な根拠を県民に示すべきだ。
ごもっとも。大手新聞よりもタブロイド紙の方がマトモであたり前のことを書くという、笑えない日本の現実があります。
「真実を探すブログ」でアップされていた二年前の国会答弁をリンクします。あきれてものが言えない自民党議員の手のひら返し。同じ人物が同じ問題を論じていますが、二年前の野党時代にに言っていた事とまるっきり逆のことをよくも平気で言えますね。恥とか常識とか知っていたら自民党議員はできんのでしょうな。
最後に愉快なパロディー映像をリンクしておきます。
総統閣下がー美味しんぼ鼻血問題でお怒りのようです。
もう事故から3年ちょっと、チェルノブイリの例を思い出せば、健康被害がこの1-2年のうちに顕在化してくると予測されます。そのころには鼻血どころではないでしょうね。