百醜千拙草

何とかやっています

リズムセクション

2015-09-15 | Weblog
仕事に復帰しましたが、まだ休み気分が抜けきりません。
休み中に「和楽器バンド」というバンドの曲の幾つかをたまたま聞きました。このバンドは太鼓と尺八と琴と太棹に加えて、ドラムス、ギター、ベースに吟調のボーカルという和洋折衷バンドで、音楽的には、アップテンポのハードロックを演歌歌手が歌うというような感じです。私、演歌もハードロックも中学生以来、聞いておりませんが、なんとなく気に入って数曲、聴いてみました。琴と三味線と太鼓のリズムセクションに尺八が絡んでいるのがいい感じです。なぜ気に入ったのかな、と思って、記憶をぼんやり辿ったら、30年前に好きだったセネガルのバンド、ユッスー・ンドゥールとスーパーエトワールのリズムセクションに似ているからではないか、と思いあたりました。スーパー エトワールのアフリカのリズム楽器の緻密なリズムにホーンセクション、これもアフリカとヨーロッパの折衷音楽です。前にも書いたような覚えもありますが、中でもシネバルという曲での、緻密なアフリカのリズムにホーンセクションの特徴的なリフには若いころに感動しました。このリズムセクションは、弦楽器(何の楽器かわかりません)と太鼓がウラで緻密なリズムを奏でています。ちょうど、琴と太鼓のような感じで、そこに西洋楽器のホーンセクションとドラムスとベースです。


さて、その和楽器バンド、多くの曲で、ドラムスのビートが強すぎて、どの曲も似たようなハードロック調(最近はハードロックとは言いませんね)になってしまうのが、私的にはちょっと残念です。ドラムスのシンバルとハイハットをもう少し控えて、琴、三味線と太鼓のリズムセクションを強調したものを聞いてみたいです。
有名なカバー曲らしいですが「千本桜」の出だしのじょんがら風の三味線からつながるリズムセクションはなかなか格好がいいので紹介。



さて、参院での安保法案の強行採決が近づいてきました。野党一致して、内閣不信任案などで参院での採決を阻止するという手はもう取れないのでしょうか。一方、沖縄では、知事が辺野古移設の承認取り消しの手続きを始めるとのこと。植草氏の解説によると、もう手遅れになるだろうという話。本気で阻止するつもりであれば、政府との協議の前に、まず承認取り消しをしておくべきであったという主張です。前知事の最後での裏切りもあるのでしょうか、植草氏は翁長知事の今回の承認取り消しの遅れについて以前から疑念を呈しておられます。今回の協議や承認取り消しがプロレスショーであるのかどうか私にはわかりませんが、もうそうだとしたら、一連の知事の行動からすると、かなり手の込んだ台本が書かれているようです。しかし、結局は結果次第であろうと思います。台本があろうとなかろうと辺野古に基地が移設されてしまえば、米軍基地の恒久化は決定したも同然となり、沖縄(ひいては日本の)の植民地からの独立は更に困難になるだろうと思われます。問題は政府がアメリカからの要求を全て絶対的命令であるとして、交渉の余地があるという考えさえ持っていないということではないかと思います。彼らは、一般国民や沖縄にその痛みを押し付けてしまえば自ら痛みを感ずることもないのですから、沖縄の人々の苦痛にさえ目をつぶっていればラクなのでしょう。
コメント
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