百醜千拙草

何とかやっています

アベすぎる

2016-01-19 | Weblog
いくらその人に問題があって、迷惑を被っているからといって、人の悪口を言ったりバカにしたりしてはいけません。(人類はみな兄弟であり、一つの地球の上で一緒に生活している家族です。だから、人をバカにするのは自分の兄弟、ひいては自分自身をバカにするのと同じだからという理由のようです)
しかし、いくら家族であっても、迷惑を被っている人々が、その加害者に対して一言あるのは当然です。

最近の若い人々の洞察力はすごいですね。あるいは、洞察するまでもなく、一目瞭然ということなのでしょうか。ネットで知りましたが、女子高生の間で「アベすぎる」という新たな流行語が流行りだしたようです。複数の意味があるようですが、なるほど、と思いますね。女子高生、すごいですね、こわいですね、おそるべしですね。アベすぎる本人はきっと究極にアベすぎて、この冗談も通じないのだろうな、とアベすぎない普通の人々は悲しい気持ちにもなったりするのです。病膏肓、アベすぎに効く薬は残念ながらありません。

国会でもアベすぎなアベぶりは遺憾なく発揮されているようです。
元政治記者、田中良紹さんの記事一部抜粋。

安倍総理は安保法の審議の時と同じように野党の質問からズレた答弁を繰り返し、しかも終始ケンカ腰である。、、、そして危惧するのは、既にアベノミクスは破たんしているのにそれを認めず、逆に胸を張る総理の虚勢である。「アベノミクスの成功でバブル期を上回る雇用環境が生み出された」と言い、さらに「この道しかない」と言い切るのは、かつての大本営が「退却」を「転戦」、「全滅」を「玉砕」と言い換えて確実に負ける戦争を継続したのと良く似ている。、、、大体が「この道しかない」と言いきるのはオツムのよろしくない人間に多い。賢い人間は様々な選択肢を用意し、一つの方向が無理だと分かれば速やかに第二、第三の道をめざして一つに固執しない。、、、こっちでうまくいかなくなると何故うまくいかなかったかを考えずに場所だけをあっちに移す。そして「この道しかない」と言い募る。
そのやり方は負けるべくして負けた戦前の軍部とまるで同じ、、、。 日本の戦後政治は戦争の反省も踏まえ、それほど単純かつ低レベルではなかった。しかし「この道しかない」と野党にケンカ腰になる総理を見ていると、「戦後は遠くなりにけり」との感慨を抱いてしまう、、、。

自民党全体がアベすぎるのが問題なのでしょうな。
アベすぎにはくれぐれもお気をつけください。注意一秒、アベ一生、アベぎみだと思ったら早い目にお手当てを。
コメント (2)
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