もう悪口言っても状況が良くなることもないので、なるべく批判はしないようにと思ってはいるのですが、先週のドジョウの話には、人間、ここまで落ちたら終わりだなあ、と思わずにはられませんでした。
そもそも私は、政治や権力などには全く何の関心もないノンポリ研究者でした。今も別段、興味があって政治の話をしているわけではなく、日本の政治、政治家や役人が目に余って酷く、身の危険を感じるほど劣化が激しいので、危機感から発言しているだけです。とはいうものの、最近は、限られた残りの人生、すべきことの優先順位を考えるようになり、日本の政治の批判ばかりしたところで有意義な結果につながるよりは、時間をムダにするばかりだろう、と思うようにもなりました。結局、私の見るところ、日本の社会では、正直で誠実で一般国民のために奉仕したいと考えるような人は政治家として生き残っていけないのです。平然とウソつき、主義主張は風向き次第で朝令暮改、国民の話は聞くふりだけしてウラでは官僚と既得権益層と握って、彼らの利益を増やすために働くような、いわば「下種の極み」な人間だけが選択されて残っているのだろうと思わされます。道理で、最近の政治家は誰を見ても文句を言いたくなるわけです。そういう人しかいないのですから。
ところで、感情的なものを排して言っても、ドジョウがやったことは強烈な裏切りです。有名な「シロアリ退治」演説で当選し、小沢氏の力で政権交代して最終的に首相にまでなったくせに、やったことは、シロアリ退治どころか、消費税増税というシロアリの餌を確定し、挙句に最悪のタイミングで解散して、みすみす自民党に政権を明け渡し、史上最悪の政権、アベ政権を成立させてしまった、いわば、野党側にとっての犯罪人です。
読売がわざわざ、過去の人ですでに何の力もないドジョウの話を記事にするということは、野党共闘へのネガティブキャンペーンとしての悪意があるわけで、野党内で揉めさせて野党共闘に水を差すのが目的です。しかし、野党共闘のためとはいっても、それを内部からぶち壊すような「いない方がマシ」な連中は大勢おります。ドジョウが小沢氏を嫌っているのは事実でしょう。しかし、この人、百歩譲って、人としてどうよ、という部分は置いておくとしても、政治家としては許されないことをやったと私は思います。しかし、今更、その罪を並べあげても、それでアベ政権が消えてくれるわけでもないので、みんな無視していたわけです。しかし、たまに発言しては、要らぬことを口走り、それを「敵」に利用されるのだから情けない。あるいは、ドジョウの場合、自民党を野党側から応援するために、ワザとやっているのかも知れませんけど。
しかし、コレには恐れ入りました。手前のやってきたことを棚に上げ、どこをどう捻って解釈すればこのような発言ができるのか。あなた何様?ドジョウでしたっけ。「一番、足を引っ張った元代表」という異常な認識のは、キョーレツですね。その元代表がいなければ、そもそも政権交代もできなかったし、自分が総理になることもなかったわけです。そして、下の地上げ屋さんの話が本当ならば、密かに自民党に政権を売り渡した前代未聞の裏切り者がドジョウです。足を引っ張るどころか、民主党政権をぶっ潰した本人が、民主党政権を打ち立てた功労者に向かって、「足を引っ張る」とは、なんという言い草なのでしょう。
これに対して、ネットでは当然ならが批判の嵐。
続 壺 齋 閑 話から。野田さん、今度はアンタの番だ
この読売の記事が出る数日前にアップされた地上げ屋さんの記事。
かっちの言い分から。
プーチャン @putyan ツイート
野田は自民党に政権を明け渡した男。小沢氏は自民党から2度政権を奪取した男。この2人の野党連合における重要性は、天と地ほども異なる。
だんだんと意味のない悪口になってきましたのでやめます。野党共闘を潰すためのネガティブキャンペーンにまんまと乗らされたようです。
もう一つ言わせてください。先週のニュースで、アベ氏のアベすぎる発言にまた反応してしまいました。辺野古の強行工事に関して、国と沖縄県が訴え合うという異常な事態になった裁判で、「協議をやり直す」という当然すぎる和解案が出されて、双方が合意したというニュースでしたが、この和解が成立した直後の記者会見で、アベ氏は「辺野古が唯一の選択肢」という発言をしたらしいです。この発言全文、産経に出ていますが、この人の話には「論理」というものが全く無いですな。国が辺野古移設に関しての沖縄県との約束を長年にわたって破ってきた上で工事を強行しようとしたことに対して、知事が然るべき理由に則って承認取り消しをしたという経緯があります。和解案というのは、県と国がよく話し合って妥協案を見つけなさい、という司法判断を受け入れたということであるのに、和解を受け入れた直後に、話し合いをする前から、「辺野古が唯一の選択肢」などと口走るのでは、ケンカを売っているとしか思えません。ホンとにこの人、人としてどうよ、と思います。加えて、次のようなニュース。和解するといった直後にケンカを売る、アベすぎる首相も首相ならその閣僚も同じレベル、裏で操る東大官僚もあるいは同じレベルなのでしょうか。キョーレツですな。
東京新聞、国、辺野古取り消しで是正を指示 翁長氏は係争委申し出へ
頭の悪いやり方というのは、こういうのを言うのです。和解したかのようなフリをして、いきなりケンカを売る。それで物事が進むとでも思っているのでしょうか。国家権力を嵩にきて、力で無理やり押さえつけることしか考えられない、アベ氏やこの連中がやっていることは、チンピラと同じです。かつての自民党はこんなレベルの連中ばかりではなかったはずですがね。
そもそも私は、政治や権力などには全く何の関心もないノンポリ研究者でした。今も別段、興味があって政治の話をしているわけではなく、日本の政治、政治家や役人が目に余って酷く、身の危険を感じるほど劣化が激しいので、危機感から発言しているだけです。とはいうものの、最近は、限られた残りの人生、すべきことの優先順位を考えるようになり、日本の政治の批判ばかりしたところで有意義な結果につながるよりは、時間をムダにするばかりだろう、と思うようにもなりました。結局、私の見るところ、日本の社会では、正直で誠実で一般国民のために奉仕したいと考えるような人は政治家として生き残っていけないのです。平然とウソつき、主義主張は風向き次第で朝令暮改、国民の話は聞くふりだけしてウラでは官僚と既得権益層と握って、彼らの利益を増やすために働くような、いわば「下種の極み」な人間だけが選択されて残っているのだろうと思わされます。道理で、最近の政治家は誰を見ても文句を言いたくなるわけです。そういう人しかいないのですから。
ところで、感情的なものを排して言っても、ドジョウがやったことは強烈な裏切りです。有名な「シロアリ退治」演説で当選し、小沢氏の力で政権交代して最終的に首相にまでなったくせに、やったことは、シロアリ退治どころか、消費税増税というシロアリの餌を確定し、挙句に最悪のタイミングで解散して、みすみす自民党に政権を明け渡し、史上最悪の政権、アベ政権を成立させてしまった、いわば、野党側にとっての犯罪人です。
読売がわざわざ、過去の人ですでに何の力もないドジョウの話を記事にするということは、野党共闘へのネガティブキャンペーンとしての悪意があるわけで、野党内で揉めさせて野党共闘に水を差すのが目的です。しかし、野党共闘のためとはいっても、それを内部からぶち壊すような「いない方がマシ」な連中は大勢おります。ドジョウが小沢氏を嫌っているのは事実でしょう。しかし、この人、百歩譲って、人としてどうよ、という部分は置いておくとしても、政治家としては許されないことをやったと私は思います。しかし、今更、その罪を並べあげても、それでアベ政権が消えてくれるわけでもないので、みんな無視していたわけです。しかし、たまに発言しては、要らぬことを口走り、それを「敵」に利用されるのだから情けない。あるいは、ドジョウの場合、自民党を野党側から応援するために、ワザとやっているのかも知れませんけど。
野田氏はもともと、維新との合流や党名変更に慎重な立場だったが、この日は「方針が決まってもごちゃごちゃ言う民主党の悪い癖を出してはいけない」と強調した。ただ、「一番足を引っ張った元代表さえ来なければあとは全部のみ込む」とも語り、首相時代に自らのグループを率いて集団離党した小沢一郎元代表との「共闘」には難色を示した。
しかし、コレには恐れ入りました。手前のやってきたことを棚に上げ、どこをどう捻って解釈すればこのような発言ができるのか。あなた何様?ドジョウでしたっけ。「一番、足を引っ張った元代表」という異常な認識のは、キョーレツですね。その元代表がいなければ、そもそも政権交代もできなかったし、自分が総理になることもなかったわけです。そして、下の地上げ屋さんの話が本当ならば、密かに自民党に政権を売り渡した前代未聞の裏切り者がドジョウです。足を引っ張るどころか、民主党政権をぶっ潰した本人が、民主党政権を打ち立てた功労者に向かって、「足を引っ張る」とは、なんという言い草なのでしょう。
これに対して、ネットでは当然ならが批判の嵐。
続 壺 齋 閑 話から。野田さん、今度はアンタの番だ
、、、民主党が没落した最大の理由は、当の分裂もさることながら、公約破りのウソをついたと、国民から断罪された結果だろう。そのウソをついた張本人は、小沢一郎ではなく、野田佳彦だと国民の誰もが思っているはずだ。なにしろ公約したことを次々と反故にし、やらないといっていた消費税増税をやったのは、ほかならぬ野田さんだ。党の分裂にしても、出て行った小沢さんよりも、党首としてそうさせた野田さんのほうの責任が重い、そう誰もが思っているのではないか、、、
この読売の記事が出る数日前にアップされた地上げ屋さんの記事。
・、、、総理に就任した2011年秋以降・・党内が消費税増税議論で、てんやわんやになったとき・・党内説得することなんてハナから当てにしないで、自民党と話してたんだよ。 罪務省の仲介でね。 消費税法案通したあと・・衆議院解散。 このシナリオは、罪務省との共作。 ここまでは・・週刊誌も書いてたよね。 、、、仲間の俺たちにはナニも知らせずに? 敵である自民党総裁に? 解散時期知らせてたんだよ、アイツは!? 有り得ないよね・・? その結果が・・? 累々たる屍の山さ。 小沢さんがどうこう言うヤツより、野田! アイツだけは許せないって人間のほうが、圧倒的に多いはずだよ」
かっちの言い分から。
党を割ったというが、民主党が政権を取ったとき、公約にしていた「消費税を上げない」を反故にしたのが野田元首相であったはずだ。それに反対して小沢氏グループが分党した訳で、安倍氏の口車に乗せられて民主党が政権から転落させた最大の戦犯が野田氏でのはずである。そもそも、野田氏が首相になれたのは誰のお陰だと思っているのかと言いたい。小沢氏が代表として選挙を仕切っていなければ、政権が取れたとは思わない。その恩人にこの言葉である。野田氏の心理は、自分よりはるかに大きい小沢氏が同じ党に居れば、思うようにエライ顔をして動けないと思っているのであろう。
プーチャン @putyan ツイート
野田は自民党に政権を明け渡した男。小沢氏は自民党から2度政権を奪取した男。この2人の野党連合における重要性は、天と地ほども異なる。
だんだんと意味のない悪口になってきましたのでやめます。野党共闘を潰すためのネガティブキャンペーンにまんまと乗らされたようです。
もう一つ言わせてください。先週のニュースで、アベ氏のアベすぎる発言にまた反応してしまいました。辺野古の強行工事に関して、国と沖縄県が訴え合うという異常な事態になった裁判で、「協議をやり直す」という当然すぎる和解案が出されて、双方が合意したというニュースでしたが、この和解が成立した直後の記者会見で、アベ氏は「辺野古が唯一の選択肢」という発言をしたらしいです。この発言全文、産経に出ていますが、この人の話には「論理」というものが全く無いですな。国が辺野古移設に関しての沖縄県との約束を長年にわたって破ってきた上で工事を強行しようとしたことに対して、知事が然るべき理由に則って承認取り消しをしたという経緯があります。和解案というのは、県と国がよく話し合って妥協案を見つけなさい、という司法判断を受け入れたということであるのに、和解を受け入れた直後に、話し合いをする前から、「辺野古が唯一の選択肢」などと口走るのでは、ケンカを売っているとしか思えません。ホンとにこの人、人としてどうよ、と思います。加えて、次のようなニュース。和解するといった直後にケンカを売る、アベすぎる首相も首相ならその閣僚も同じレベル、裏で操る東大官僚もあるいは同じレベルなのでしょうか。キョーレツですな。
東京新聞、国、辺野古取り消しで是正を指示 翁長氏は係争委申し出へ
石井啓一国土交通相は7日午後、地方自治法に基づき、翁長雄志沖縄県知事に対し米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設をめぐり、名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した処分を是正するよう指示した。これを受け翁長氏は、近く第三者機関「国地方係争処理委員会」に審査を申し出る方針を固めた。是正指示は、4日成立の代執行訴訟の和解条項に基づく手続きの一環だが、再協議に入る前の早期の指示に県側が反発を強めるのは必至だ。
頭の悪いやり方というのは、こういうのを言うのです。和解したかのようなフリをして、いきなりケンカを売る。それで物事が進むとでも思っているのでしょうか。国家権力を嵩にきて、力で無理やり押さえつけることしか考えられない、アベ氏やこの連中がやっていることは、チンピラと同じです。かつての自民党はこんなレベルの連中ばかりではなかったはずですがね。