百醜千拙草

何とかやっています

オリンピック反対

2019-08-23 | Weblog
流れてくるニュースを見ていると、来年のオリンピックは、もう悲惨な結末しか想像できません。
今年の試験競技で、選手からは酷暑の中で選手の競技環境もほとんど考慮されていないことが、はっきりしました。駆り出されるボランティアの人々への配慮もほどんどない。現実を無視して机上の妄想に近い無計画としか言えないような計画を上から下に押し付け、あとは根性でなんとかしろ、と殆ど、竹槍でB29を撃ち落せというレベルに見えます。

夏の東京でオリンピックなど無茶なことは、前からわかっていたことです。福島の放射能汚染水はアンダーコントロールどころか垂れ流し、溜まりに溜まった汚染水も保管が限界でまもなく海洋投棄になる可能性が大きいという話。昨年秋の調査ではお台場沖の東京湾海底の放射性セシウムのレベルは91ベクレル/kg。オリンピックに絡むゼネコンを始めとする利権目的で、アベが嘘をつき、JOCが裏金を使って不正に招致したもので、仮に成功したとしても、莫大な負の遺産を残すことになるわけです。そして、真夏の東京という地獄の環境、トライアスロン競技などで会場となる東京湾はすぐに処理能力をオーバーする下水施設のために便所並みの不潔さ。

このところ、入国管理局での外国人の奴隷的な扱い、政府が先導して煽る韓国などに対する差別主義、辺野古で見せつけている日本の非民主主義、で日本の評判は、すでに、地に落ちつつありますけど、一部の人間の利権のために、無計画な根性主義で、参加者、ボランティアに犠牲を強いる太平洋戦争末期のような状況となりつつあるオリンピックは、さらに日本の国のお粗末さを世界に知らしめることになるのではと心配しております。 今頃になって、山積みの問題が報道され始めました。招致の段階でしっかりと下調べをして具体的な実現性を検討せず、間際になって泥縄式に参加者や支援者に無理を押し付ける、まさに夏休み最後の週ののび太くん状態、しかし、頼れるドラえもんはおらず、いるのはピントのずれた緑のたぬき。
できもしないことを、嘘をついてまでやろうとすのは愚かの極みとしか言いようがないです。前の戦争と同じです。ズルズルと最悪の結果に至るまで突き進み、世界中に恥を晒し、犠牲者が出る前に、引き返す知恵を持ってもらいたい。
私、心からオリンピックの中止を願っております。






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