百醜千拙草

何とかやっています

パンケーキ ツイッター デモ

2020-11-17 | Weblog
行事が終わり平穏な日々です。「することがないなら、金儲けのことを考えよ」という格言もあり、実際、次の研究費申請のプランを早急に作りあげる必要があるのですけど、アイデアというのは必死で探してすぐ見つかるものではなく、仕込みと熟成の期間が必要なもので、コツコツとやるしかないようです。

週末はCatalinaからBig Surに入れ替えました。ついこの間、Catalinaに入れ替えて多くのソフトが使えなくなって困ったところだったのになあ、と思いつつ、とりあえず自宅のMacだけ入れ替えました。12GBほどあって、ダウンロードとインストールに1時間ぐらいかかりました。微妙にウインドウの形やアイコンが変わりましたが、機能的に何が変わったか全くわかりません。職場のOSはしばらく変えないことにします。

ちょっと面白いと思った話。細胞工学で、細胞の機能の維持のために3Dで培養するのはほぼ常識となっていますが、3DのためのScafoldにはいろいろ工夫の余地があります。もっとも多く使われているのは多分培養細胞から抽出した室温でゲル化するマトリクスでしょうが、スケール化しようとすると、かなり高額になります。最近、BioRxivで目にしたScafoldは、パンです。実験方法の欄を見ると、パンのレシピと焼き方が書いてあります。酵母ではなくソーダで気泡を作ります。小麦粉と水と塩とソーダを混ぜて、捏ねて、205度のオーブンで焼きます。多分、オーブンで焼く間に滅菌されるのだと思います。私は焦げ目のついた皮の部分が好きですけど、細胞はどうでしょう。将来的に細胞移植治療に使えるのではというような議論がされていますけど、小麦アレルギーに人はダメでしょうね。

パンはパンでもPainではなくPanのケーキに関係する話。
事実上、大統領選は終わったのですけど、まだトランプやトランプ支持者は証拠もなくジョージアやペンシルバニアなどの州で選挙不正があると言い続けていて、人々をうんざりさせています。おかしかったのは、ジョージアで不正選挙の疑いがあるから捜査するようにと連盟で要望書を出した共和党議員8名のうち、何人かは今回の選挙で当選した人々でした。自分が当選した選挙を不正だと言うことは、不正と決定すれば当選は無効でしょうね。ツイッターパラパラ見ていると、トランプの態度やトランプ支持者の非論理的言動に辟易とした人のコメントが目につきます。なぜか、パンケーキの画像で埋め尽くされています。これはどうも一人のK-Popファンの女優さんが、土曜日にワシントンDCで行われたトランプ支持者のデモ行進(#MillionMAGAMarch2020 )に反対して、パンケーキの写真をそのキャンペーン用のハッシュタグをつけてツイートすることで、キャンペーンをハイジャックしようと呼び掛けたことに、ツイッターユーザーが反応したからのようです。
結局、大行進は100万人も集まるわけもなく、ショボい規模で終わった模様です。

パンケーキはアメリカ人の朝食の定番、日本では昔はホットケーキと呼んでいましたけど、あの冷酷で陰湿なパワハラ独裁親父、「ポンコツ」の好物ということで、パンケーキ ツイッターデモは日本でもやったらいいのではないかと思った次第です。

それにしても、不思議に思いますけど、物的証拠に基づいた論理的思考を否定して逆に根拠のない陰謀論の方を正しいと信じる人々、アベ/スガ政権の支持者、維新の支持者、今の自公政権を保守だと勘違いしている人々、いわゆるネトウヨと呼ばれる人々、とトランプを支持する日本人が大きくオーバーラップしているようですけど、なぜでしょう?逆張りで一発逆転を狙う素人のギャンブラーのような心理でしょうか
コメント
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