いつも週末にパンを買う店は、パン屋ではないのですがパンの種類が豊富でお手頃です。いつもは食パンとバゲットですが、バゲットの代わりにタスカン ペインという名のイタリア風のパンも美味しくてたまに買っています。
タスカン ペイン
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この店で売られているパンの中でビジュアル的にもっとも惹かれるのが、ハッラー (ヘブライ語 Challah) ですが、食べたことがありませんでしたので、今回は買ってみることにしました。ハッラーは三つ編みが美しいパンで、もともとユダヤの安息日に食べられるものだそうです。見た目は美しいのですが、味は普通の美味しいパンでした。
ハッラー
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ユダヤ由来のパンと言えば、多分もっとも有名なのはベーグルだと思います。茹でてから焼いてつくられるベーグルの粘りのあるしっかりした味わいは私も好きです。私のかつての地元の街にもベーグル専門店がありましたが、いつの間にか無くなってしまいました。わざわざベーグルを食べなくても、日本のパンはそもそも美味しく、ほかにも数々の選択がありますし。でも、ちょっと寒い朝に、半分にスライスしてトーストしたベーグルに、奥志賀の朝一番のゲレンデをイメージしながら、プレーンのクリームチーズをたっぷり塗って熱いコーヒーと一緒に食べるというのは幸せなものです。
セサミ ベーグルとクリームチーズ
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またよく行く別の店ではポルトガル パンを置いてあるので、たまに買います。Massa Sovadaと呼ばれるミルクや卵が入っていて少し甘みのある菓子パンに近いパン。お腹が空いているときにはそのままパクパク。スライスして軽くトーストしてバターで食べても美味しいです。この店では、Bolo Levedoというポルトガルの甘いマフィンも一緒に売っています。マフィンといってもいわゆるイギリス風のモサモサしたのでも、アメリカの砂糖たっぷりなケーキ風のものでもなく、これは比較的目の細かい生地のしっとりした食感で、甘味もほどほどで、加えてあるレモンが仄かに独特の風味を醸し出しています。これを半分に切っていろいろな具を乗せてサンドイッチにしたりもするようです。私はスライスしてトーストでシンプルに食べるのが美味しいと思います。
Massa Sovada
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Bolo Levedo
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