百醜千拙草

何とかやっています

恥知らずの文化

2012-04-03 | Weblog

ドジョウや民主党執行部は、党内多数の反対を事実上無視して、消費税増税法案を提出。本当にバカですね。国民新党は与党の甘い汁(官房機密費?)を吸いたい連中が、連立離脱の党決定に造反して前代未聞の大騒ぎになっています。(実は、この法案の閣議決定に署名した国民新党の議員は正式には連立解消後に署名したことになるので、閣議決定そのものが無効である可能性があるそうです)亀さん、「オレの寝首をかくつもりか!」と大げさに怒ってみせたようですが、これは消費税増税反対議員をマスコミを使ってアピールするためのカメ芝居だと地上げ屋さんは言っています。本当でしょうか。亀姫は、次のように言っています。

さて、野田総理ですが、党首会談で自ら連立解消したにも関わらず、
その後、官房長官に解消していないらしいと言われ、そちらを信じようとしているそうです。
今回の混乱の原因は、もちろん代表と全く違う考えや嘘を官邸に伝える下地幹事長にあり、国民新党側の問題ではありますが、
これまで民主党政権と接してきて思うことは、情報の信頼性よりも自分達が信じたい情報に飛びつき、好ましくない情報については思考停止することです。

 現在、財務省が今朝の閣議決定の効力について(有効か無効か)精査中です。
というのは総理が今朝の会見で無所属議員としての閣議決定は認めないと発言しているので、
連立解消後に自見大臣が無所属として署名したのであれば、閣議決定が無効になるからです。
国民新党の党則4条2項には、「代表は、党の最高責任者であって、党を代表し、党務を総理する。」とあるので、ここが影響してくるだろうと私は思います。

 ポストや権力にしがみつく人間の姿というのは本当に醜いものです。
国民新党として国民にこういう状態をお見せするのは残念なことですが、今はこれが現実です。

亀姫、前も「消費税増税にはずっと反対している。(前回の)閣議決定はどうせ通るはずがないから、賛成した」と発言し、論議を醸しました。姫ゆえの鷹揚さなのか計算の上の発言なのかわかりませんが、親亀のカメ芝居を見るよりも面白いです。それにしても党首を騙してまでポストにしがみつくこれらの人々、次の選挙で終りでしょうけど、恥ずかしいとは思わないのでしょうか。

消費税増税法案は衆院さえ通過せず、廃案になる可能性が強いと私は思っていますが、そうなれば、「命をかけた」ドジョウも(普通であれば)潔く、解散して自爆するはずです。しかし、言葉の軽いドジョウのことですから、空きカンのように、見苦しく居座れるところまで居座ろうとするかも知れません。「マニフェストに書いてあることは命がけで実行する」と大演説をぶっておいて、マニフェストに「やらない」と書いてある消費税増税を「命がけ」でやると言うドジョウも、恥という言葉を知らない人です。とにかく、何でも命がけのようですから、この人の命はきっとチリのように軽く掃いて捨てるほどあるのでしょう。

いずれにしても、国民新党は親亀、亀姫の反増税派と親を売ってでも与党にいたい権力しがみつき議員に分裂し、そして民主党でも、非民主的な増税法案のムリヤリ提出に抗議して政府、党役職を辞任する小沢派議員が続出し、党分裂も不可避となりました。カメ芝居は、やはり、遠からずあるであろうドジョウ自爆解散、総選挙をにらんでうった芝居で、消費税増税反対派という次の与党となる新党(もしくは連合与党)の旗揚げに備えたものだろう、という読みは正しいような気がしてきました。

田中良紹さんの国会探検に下のようにあります。

現役の政治家の中で政府の中心にいて消費増税に取り組んだ経験を持つのは小沢一郎氏ただ一人である。消費税増税の難しさを最も良く知っている。増税の意義をいくら説明しても、国民は消費税が本当に国民生活のために使われるのかを疑っている。自分にどれだけ利益になるかが分からない。

そこで野田政権の消費増税である。野田総理は「不退転の決意」を強調するが、実現させる方策を全く講じない。そのくせ「今国会で成立させる」と事を急ぎ、しかもそれに「政治生命を賭ける」と言い切る。本当に社会保障のために消費増税をやると言うのならそんな言い方をする必要は全くない。無理矢理成立させようとすればするほど、逆効果となり成立は難しくなる。野田総理は一生懸命に成立を難しくしているのである。

野田総理の発言を私なりに解釈すると、長く総理をやらないという事である。

解せないのは、これだけ稚拙なやり方をして、まず成立の見込みのない消費税法案を強引に提出したということです。いくらドジョウの脳みそでも、まもなく総理は辞めざるを得ないとわかっているだろうと思うのです。しかし、通らない法案に命を賭けてわざわざ自殺しようとするその真の狙いは何なのかということです。民主党はこれで壊滅するでしょうから、ドジョウは、本当は民主党を潰すための工作員だったのでしょうか。あるいは、消費税法案は自民党の協力が得られて無事に通ると本気で思っいるほど、ドジョウの脳みそは足りないのでしょうか。

最近、産経の社説に多少、マトモな部分が増えてきました。不思議です。毎日はダメですね。カネがないので政府広報広告費欲しさに、政府の意向を「忖度」しているのか、実際に官房機密費がバラまかれているのか、その辺はわかりませんが、貧すれば鈍するを体現する新聞社と言えましょう。

今回の強引極まりない消費税増税法案提出、本来、社会保障のための財源という建前です。「社会保障と税の一体改革」という意味不明のスローガンで、財務省の腹話術人形のドジョウは、増税の正当性を刷り込もうとしてきたわけですが、増税の話ばっかりで社会保障改革の話は一切なし。その辺を産経の社説が指摘しています。(もっとも、社会保障を改革して、サービスを削ってカネを浮かせろ、という主張ですけど)財務省の理屈では、日本が世界一の借金大国だから、増税しないといけないということですが、そもそも、ちょっと前まで世界第二位の経済大国だった日本が「なぜ、借金大国になったのか」という反省をすっ飛ばしてしまうあたりが、さすがシロアリ族です。日本の借金は、悪質な官僚組織がいらない法人や不要なビッグプロジェクトを作っては、天下り、産官談合し、様々な手を使って税金をつまみ食いしてきたからではないのですかね。裁判所、検察、警察、組織的に裏金づくりにせいを出し、税金を騙しとってきたからではないのですかね。何の事は無い、税金を取り立てる方が自分たちが散々使っておいて、カネがないからもっと出せ、と言っているのです。盗人猛々しいとはまさにこのことでしょう。誰かがバケツに喩えていましたが、バケツに穴が開いていて、水が無くなるのであれば、まずすることはバケツの穴を塞ぐことであって、もっと水を入れることではないでしょう。まず、穴を塞いでから、水を入れることを考えよ、まずシロアリを退治してから家の修理をしろ、小沢氏らはずっとそう主張してきています。だからこそ、シロアリ官僚の汚い謀略に晒されいるわけですが。

 

自ら司法、警察組織などの闇を経験してきた藤島さんのブログから、

無実・無罪の小沢一郎氏は、官僚支配社会に反逆した事をもって有罪(冤罪)判決を受ける。。。この思いが外れることをひたすら祈ってはいるが、何も出来ない国会議員らと同じように、楽観的観測を述べる心境には到底なれない。

自らの公設秘書裁判・高知白バイ事件裁判で司法官僚(検察官・裁判官)らの汚さを知った私にすれば、相変わらず厳しい見方をせざるを得ない。。。此の国の司法機構はとことん腐っているのだ。

最高裁事務総局と検察守旧派が小沢氏の復権を許すことは無いと考えている。

此の考えについての他人の評価は気にしていない。。。これは、私自身の経験から出る言葉なのだ。私が敢えて「小沢有罪」に言及するのは、なぜ、こうまでして官僚支配社会の代理人たる検察・裁判所が小沢氏を葬り去ることに執念を燃やすのか???ということを、国民の皆さんに考えて戴きたいからだ。 

そこには、薄汚れた司法官僚(検察官・裁判官)らの生涯獲得賃金への執着心がある。

。。。 。。。

此の国の官僚は、国を救うことで報酬UPを望めない。腐った官僚支配社会=国を崩壊に導くシステムを支えることをもって、評価を受け、自ら高価な報酬を得ることが可能になる。。。そんな、負のスパイラル報酬制度が確立している。

それが天下りだ・・・

『裁判官は、将来の年金の計算をしながら生きている。』

これは、高松の生田暉雄弁護士(元大阪高裁判事で最高裁裏金事件を追及中)の言葉 ・・・

     裁判官とて人間だ。

  金は欲しい・・・

定年退職後は弁護士等をしながら営利業務に勤しむ。。。その際にいろいろな企業から仕事を依頼してもらうには、天下り官僚機構と濃密な付き合いをしておいた方が得策だ。法務省内部の判検交流は、生涯獲得賃金UPのかけ橋として生きてくる。

白アリ世界で重要なのは「エサ情報」だ。。。

『あっちの餌は、かなり腐って来ているから喰い時、しゃぶり時だよ・・・ 』

法律を、正義のために・・・ 国民のために・・・ と、考える真っ当な人間は生きて行けない。

 

話はは変わりますが、このビデオ、恥知らずの官僚と御用学者の薄汚さが遺憾なく描き出されています。原発利権にどっぷり浸かったこの連中が、原発再開というあらかじめ決まっている結論を強引に出すために、ダマし、ゴマカし、反対意見は強引に無視しています。新聞には、この大茶番が「先月24日の内閣府原子力安全委員会によるストレステスト(耐性評価)1次評価結果の正式了承」と書いてあります。これのどこが正式了承なのでしょう。了承しない人間を一方的に無視しただけのことです。この班目とかいう人の(無)反応を見てください。まさに、世界にさらす日本の恥。ガリ勉して東大を出たものの、官僚組織と原子力利権に魂を売った連中の成れの果てが、この恥知らずのクズどもです。日本は恥の文化と言われてきましたが、どう考えても現代日本は「恥知らず」の文化です(「文化」とはとても言えませんね)。


コメント
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