気がつくと、この「法華寺おりおり」シリーズは、昨年の7/22以来、連載が止まっていた。月日の経つのは早いものである。
5/3(土)、久々に法華寺・華楽園(東庭園)を訪ねると、庭師さんがおられた。「何か珍しい花が咲いていませんか」と聞くと「瓊花(けいか)が咲いていますよ」といわれて、驚いた。瓊花は唐招提寺にしかないと思い込んでいたからだ。
瓊花は、唐招提寺の開祖・鑑真和上の故郷中国・江蘇省揚州市の名花である。和上は、この花をこよなく愛したそうだ。5弁の白い花(ガク)が8つ集まって咲くことから「八仙花」ともいう。隋の時代には皇帝がとても気に入り、門外不出となったと伝える。
唐招提寺では、鑑真和上遷化1200年にあたる1963(昭和38)年、記念事業の一環として、中国仏教協会から1株の瓊花が贈られた。それを株分けして、現在、御影堂供華園に10株と御廟に1株が生育している…。
新聞などで瓊花の写真はよく見ていた。ガクアジサイにそっくりだと思っていたが、法華寺で実物を見ると、相当違う。まず草でなく木だし、花がもっと大きくてゴージャスだ。さすがは皇帝が愛した花である。調べてみると、アジサイはユキノシタ科、この花はスイカズラ科だそうだ。

「東大寺にもありますよ」と教えていただいた。鑑真→聖武天皇(東大寺)→光明皇后(法華寺)という流れで、株分けされたのかも知れない。
庭師さんに「華楽園には花の種類が多いですね」というと、「切り花でよく使いますからね」ということだった。確かに、華道(法華寺小池御流)や茶道の会がよく催されているから、花の需要は多そうだ。この広い庭を2人の庭師が交代で1年中メンテナンスしているそうだから、これは重労働だ。
これから本坊庭園ではカキツバタが見頃を迎える(もう咲き出していた)。華楽園では、まもなくハスやアジサイが咲き始める。せひいちど、お立ち寄りいただきたい。
※法華寺おりおり(24)錦鯉
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b71bf836a6e2af7c62b22830f29cab0d
5/3(土)、久々に法華寺・華楽園(東庭園)を訪ねると、庭師さんがおられた。「何か珍しい花が咲いていませんか」と聞くと「瓊花(けいか)が咲いていますよ」といわれて、驚いた。瓊花は唐招提寺にしかないと思い込んでいたからだ。
瓊花は、唐招提寺の開祖・鑑真和上の故郷中国・江蘇省揚州市の名花である。和上は、この花をこよなく愛したそうだ。5弁の白い花(ガク)が8つ集まって咲くことから「八仙花」ともいう。隋の時代には皇帝がとても気に入り、門外不出となったと伝える。
唐招提寺では、鑑真和上遷化1200年にあたる1963(昭和38)年、記念事業の一環として、中国仏教協会から1株の瓊花が贈られた。それを株分けして、現在、御影堂供華園に10株と御廟に1株が生育している…。
新聞などで瓊花の写真はよく見ていた。ガクアジサイにそっくりだと思っていたが、法華寺で実物を見ると、相当違う。まず草でなく木だし、花がもっと大きくてゴージャスだ。さすがは皇帝が愛した花である。調べてみると、アジサイはユキノシタ科、この花はスイカズラ科だそうだ。

「東大寺にもありますよ」と教えていただいた。鑑真→聖武天皇(東大寺)→光明皇后(法華寺)という流れで、株分けされたのかも知れない。
庭師さんに「華楽園には花の種類が多いですね」というと、「切り花でよく使いますからね」ということだった。確かに、華道(法華寺小池御流)や茶道の会がよく催されているから、花の需要は多そうだ。この広い庭を2人の庭師が交代で1年中メンテナンスしているそうだから、これは重労働だ。
これから本坊庭園ではカキツバタが見頃を迎える(もう咲き出していた)。華楽園では、まもなくハスやアジサイが咲き始める。せひいちど、お立ち寄りいただきたい。
※法華寺おりおり(24)錦鯉
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b71bf836a6e2af7c62b22830f29cab0d