tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

和牛ステーキ 関

2011年10月14日 | グルメガイド
※このお店は「な・ら・ら」(近鉄奈良駅スグ)に移転しています!

鉄板焼きの名店を発見した。その名は「和牛ステーキ 関(せき)」(奈良市油阪地方町5 マツヤマビル1F)。三条通沿い、「京ろまん」ビルのとなり。お菓子屋さんの「鹿野(ろくや)」のある細長いビル1階の奥にある。よく見ないと、ここにお店があるとは分からない。10年3月にここに移転されるまでは、奈良市場の2階にあった。





10/7(金)、元ホテルマンのYさんとお邪魔した。ピカピカに磨かれた店内で、ご主人の関伸二郎さん(向かって右)と弟さんがお迎えしてくれた。ここは会社の同僚のTくん行きつけの店である。今回は「ブログの取材を兼ねています」とTくんからお願いして、予約してもらってある。うまい具合に、ご主人が当ブログの読者だったので、取材も写真撮影も快諾していただいた。




見事な山口牛。向こうがフィレ、手前がロース

カウンター10席のみの、隠れ家的雰囲気のお店である。メニューは、黒毛和牛ステーキのコース(12,600円)のみ。フィレとロースから選べる(いずれも150gとあるが、ロースは脂身の分だけ多く切ってくれる)。希望すればアワビ、車海老、剣イカなどの追加注文もできる。この日はフィレとロースを1人前ずつ注文した。





ここのウリは何といっても美味しい黒毛和牛で、山口牛(山口県産牛)を使っておられる。山口牛といえば「見島牛」が有名だが、いただくのは初めてである。写真のとおり、フィレもロースも、きれいにサシが入っている。「今日は特に良いお肉が入りました。いつもこんなお肉があるとは限りませんよ」とはご主人の弁。こういうお肉を仕入れることができるというのも、ご主人の並々ならぬ力量の賜物である。




こちらはロース

これを分厚い鉄板のまん中を使って焼いてくれる。よく見ると鉄板のまん中が四角く色が変わっている。お客の目の前で、しかもこの日は私がカメラを構えた前で焼くのは、相当緊張されたことだろうが、鮮やかな手さばきで、次々とお肉を焼いてくれる。うーん、これはうまい。マグロでいえば特上のトロのようなお肉である。





途中でYさんが、「こんな美味しいお肉は、レアで食べたい」と言い出した。レアで焼き、タレをつけず塩だけでいただくのである。私もご相伴にあずかったが、柔らかい肉から甘味のある肉汁がほとばしり出て、これは美味しい。結局、ほとんどのお肉をレアでいただいた。お酒もどんどん進む。









締めには、これも見事な手つきで焼き飯(ガーリックライス)を焼いてくれる。食器はマイセンだ。これは贅沢だ。そのあとデザートやコーヒーが出てきたが、これもマイセンであった。ビール、ワイン、日本酒をたくさんいただき、お勘定は@17,000円。これは十分に値打ちのある17,000円だった。







食べログに、このお店の口コミが出ていた(11年8月)。タイトルは「知る人ぞ知る銘店」だ。《サーブから食材、食器、空気どれもクオリティは高かった。店内の絵、メニューは某画家さんの作品でひきつけられるものがあります。奈良にもいろんなステーキ店がありますが、当店はほぼ宣伝はゼロです。もちろん、当サイトも今まで口コミはありませんでしたし。(お店に迷惑かと)投稿するのをとても悩みましたが、こういったお店お探されている人がいるかとupした次第です。私がこだわる「事前期待」を裏切らないお店でした。お勧めします》。



こんなに美味しい牛肉をいただいたのは、何年ぶりのことだろう。山口牛がこんなスグレモノだったとは、初めて知った。このお店は、ぜひ特別な日にお訪ねいただき、肉の味しさを堪能していただきたいお店である(レア・タレなしがお薦め)。関さんご兄弟、有難うございました。またお訪ねいたします!
コメント (3)
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