この土曜日(6/30)、奈良女子大学社会連携センターの「平成24年度 地域公開講座」として、興福寺で辻明俊さん(同寺録事)の講演会が開催される。演題は「お寺とわたし」で、受講料は無料である(講演のあと、国宝館と東金堂を拝観予定=800円)。奈良女子大学のHPによると
朝6時、正午、夕方6時の3度、撞かれる興福寺・南円堂の梵鐘の重みのある音は奈良町に、そして本学にも響き、なんともいえない安心感を与えてくれます。夕方の音を聴くと春日野園地の鹿たちも移動をはじめるようです。「“ほとけのには”である伽藍に、たくさんの関心をいただきたいと願っています」と、興福寺本坊前の歌碑に刻まれている会津八一のうたに重ねて、本学講座をご快諾いただきました同寺録事の辻明俊師を講師に 興福寺会館をお借りして開講いたします。
「お寺とわたし」
・開講日時 6月30日(土)10時-11時20分(講話と少しの境内散策)
・講 師 辻 明俊 師 法相宗大本山興福寺 録事
・会 場 興福寺会館(興福寺境内 西南角三重塔横)
・定 員 100名
・会場準備の都合上、事前のお申し込みにご協力ください。
・受講料は不要です。仏像や伽藍についても講座のなかでふれていただきますので、講話後、 国宝館・東金堂への拝観を予定しています。共通拝観料は800円です(各種優待証をお持ちの方は拝観料が異なりますので、当日ご持参ください)。こちらをクリックしていただきますとポスター文字を鮮明に見ていただくことができます。
<お申込み>
電話・FAX・E-mail いずれかで「講座名、氏名、連絡先」を明記の上、お申込みください。
・TEL 0742-20-3968(土日祝日を除く10時から17時まで)
・FAX 0742-20-3958
・E-mail kenkyou@cc.nara-wu.ac.jp
辻録事は、「竪義(りゅうぎ)」という難関にチャレンジし、見事合格された。朝日新聞(2011.10.10付)「僧侶の難試験、日独の青年コンビが挑む 奈良・興福寺」によると、
奈良・興福寺に千年以上伝わる僧侶の口述試験に、日本・ドイツの青年コンビが挑む。行者として同寺の辻明俊さん(33)が受験し、龍谷大客員研究員のザイレ・フロリアンさん(32)が世話係の童子(どうじ)を務める。外国人の参加は初めてで、2人は今月下旬から寺内にこもり、11月13日夜の本番に備える。
試験は「竪義(りゅうぎ)」といい、951(天暦5)年から続く最重要の法会「慈恩会(じおんえ)」で数年に1度実施される。同寺の宗派、法相宗(ほっそうしゅう)の僧が一生に一度だけ受験を許され、教義の理解度を尋ねる難問5題が与えられる。合格すれば同寺の塔頭(たっちゅう)の住職になる資格が得られる。
他宗派の竪義はテキストを読み上げる形が多いが、法相宗の場合は古来の暗記スタイルを守っている。質疑応答に1時間半はかかり、難題に詰まってわざと声を震わせる「泣き節」などの作法もある。行者は10月23日から21日間、「前加行(ぜんけぎょう)」という行にこもり、境内の仏堂を参拝したり、一日中付き添う童子を相手に問答の練習を繰り返したりする。寝る時も横になることを許されない。
これは、なかなか聞けないお話である。ぜひご参加いただきたい。
事前のお申し込みも、ゆめゆめ怠りなく。
朝6時、正午、夕方6時の3度、撞かれる興福寺・南円堂の梵鐘の重みのある音は奈良町に、そして本学にも響き、なんともいえない安心感を与えてくれます。夕方の音を聴くと春日野園地の鹿たちも移動をはじめるようです。「“ほとけのには”である伽藍に、たくさんの関心をいただきたいと願っています」と、興福寺本坊前の歌碑に刻まれている会津八一のうたに重ねて、本学講座をご快諾いただきました同寺録事の辻明俊師を講師に 興福寺会館をお借りして開講いたします。
「お寺とわたし」
・開講日時 6月30日(土)10時-11時20分(講話と少しの境内散策)
・講 師 辻 明俊 師 法相宗大本山興福寺 録事
・会 場 興福寺会館(興福寺境内 西南角三重塔横)
・定 員 100名
・会場準備の都合上、事前のお申し込みにご協力ください。
・受講料は不要です。仏像や伽藍についても講座のなかでふれていただきますので、講話後、 国宝館・東金堂への拝観を予定しています。共通拝観料は800円です(各種優待証をお持ちの方は拝観料が異なりますので、当日ご持参ください)。こちらをクリックしていただきますとポスター文字を鮮明に見ていただくことができます。
<お申込み>
電話・FAX・E-mail いずれかで「講座名、氏名、連絡先」を明記の上、お申込みください。
・TEL 0742-20-3968(土日祝日を除く10時から17時まで)
・FAX 0742-20-3958
・E-mail kenkyou@cc.nara-wu.ac.jp
辻録事は、「竪義(りゅうぎ)」という難関にチャレンジし、見事合格された。朝日新聞(2011.10.10付)「僧侶の難試験、日独の青年コンビが挑む 奈良・興福寺」によると、
奈良・興福寺に千年以上伝わる僧侶の口述試験に、日本・ドイツの青年コンビが挑む。行者として同寺の辻明俊さん(33)が受験し、龍谷大客員研究員のザイレ・フロリアンさん(32)が世話係の童子(どうじ)を務める。外国人の参加は初めてで、2人は今月下旬から寺内にこもり、11月13日夜の本番に備える。
試験は「竪義(りゅうぎ)」といい、951(天暦5)年から続く最重要の法会「慈恩会(じおんえ)」で数年に1度実施される。同寺の宗派、法相宗(ほっそうしゅう)の僧が一生に一度だけ受験を許され、教義の理解度を尋ねる難問5題が与えられる。合格すれば同寺の塔頭(たっちゅう)の住職になる資格が得られる。
他宗派の竪義はテキストを読み上げる形が多いが、法相宗の場合は古来の暗記スタイルを守っている。質疑応答に1時間半はかかり、難題に詰まってわざと声を震わせる「泣き節」などの作法もある。行者は10月23日から21日間、「前加行(ぜんけぎょう)」という行にこもり、境内の仏堂を参拝したり、一日中付き添う童子を相手に問答の練習を繰り返したりする。寝る時も横になることを許されない。
これは、なかなか聞けないお話である。ぜひご参加いただきたい。
事前のお申し込みも、ゆめゆめ怠りなく。