今、市立五條文化博物館(五條市北山町930-2)で、「志士たちの肖像」という特別展が開催されている。毎日新聞奈良版(6/19付)《「志士たちの肖像」展 明治維新、先駆け体感 天誅組、幹部と五條出身者ら9人を中心に紹介 文化博物館》によると、
150年前、幕府五條代官所を襲い、明治維新の先駆けとなった天誅組について、幹部と五條出身者ら9人を中心に紹介する「志士たちの肖像」展が五條市北山町の市立五條文化博物館(0747・24・2011)で開かれている。3総裁の1人、吉村虎太郎が負傷した時に着ていた血染めの襦袢(じゅばん)、同じく総裁・松本奎堂(けいどう)の兜(かぶと)、那須信吾が東吉野村・鷲家口で戦死した時に所持していた小旗、志士たちの手紙など31点を展示している。7月28日まで。
天誅組は1863(文久3)年8月に挙兵。高取城を攻撃するが失敗、吉野山中を転戦し約40日で崩壊した。他に取り上げた志士は主将の中山忠光、3総裁の1人で紀州藩脇本陣に切り込んで死んだ藤本鉄石、後に獄中で組の記録「南山踏雲録」を書き残した伴林光平(ともばやしみつひら)、共に五條の医者だった乾十郎と井澤宜庵(ぎあん)、乾らの師だった儒学者の森田節斎。
虎太郎が挙兵に参加した丹生川上神社下社(下市町)の神官、橋本若狭(五條市出身)に出した陣中書、画家でもあった鉄石の絵なども展示。十郎が宜庵に出した手紙には吉野川を下る筏(いかだ)の税撤廃を紀州藩に掛け合った報告があり、奈良盆地への吉野川分水まで考えた事業手腕をうかがわせる。午前9時~午後5時。月曜休館。入館料は高校・大学生200円、一般300円。
吉村虎(寅)太郎の血染めの襦袢に松本奎堂の兜とは、ぜひ見てみたいものである。お帰りにはぜひ、駅前商店街の金時堂で「寅太郎饅頭」をお買い求めいただきたい。「天誅組挙兵150年」の今年は、このような催しが続々と開催される。県庁のエレベーター内にも、大きな告知ポスターが貼ってあった。当ブログでも、これからどんどん紹介してまいります!
150年前、幕府五條代官所を襲い、明治維新の先駆けとなった天誅組について、幹部と五條出身者ら9人を中心に紹介する「志士たちの肖像」展が五條市北山町の市立五條文化博物館(0747・24・2011)で開かれている。3総裁の1人、吉村虎太郎が負傷した時に着ていた血染めの襦袢(じゅばん)、同じく総裁・松本奎堂(けいどう)の兜(かぶと)、那須信吾が東吉野村・鷲家口で戦死した時に所持していた小旗、志士たちの手紙など31点を展示している。7月28日まで。
天誅組は1863(文久3)年8月に挙兵。高取城を攻撃するが失敗、吉野山中を転戦し約40日で崩壊した。他に取り上げた志士は主将の中山忠光、3総裁の1人で紀州藩脇本陣に切り込んで死んだ藤本鉄石、後に獄中で組の記録「南山踏雲録」を書き残した伴林光平(ともばやしみつひら)、共に五條の医者だった乾十郎と井澤宜庵(ぎあん)、乾らの師だった儒学者の森田節斎。
虎太郎が挙兵に参加した丹生川上神社下社(下市町)の神官、橋本若狭(五條市出身)に出した陣中書、画家でもあった鉄石の絵なども展示。十郎が宜庵に出した手紙には吉野川を下る筏(いかだ)の税撤廃を紀州藩に掛け合った報告があり、奈良盆地への吉野川分水まで考えた事業手腕をうかがわせる。午前9時~午後5時。月曜休館。入館料は高校・大学生200円、一般300円。
吉村虎(寅)太郎の血染めの襦袢に松本奎堂の兜とは、ぜひ見てみたいものである。お帰りにはぜひ、駅前商店街の金時堂で「寅太郎饅頭」をお買い求めいただきたい。「天誅組挙兵150年」の今年は、このような催しが続々と開催される。県庁のエレベーター内にも、大きな告知ポスターが貼ってあった。当ブログでも、これからどんどん紹介してまいります!