鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

若者の車離れとビール離れ

2008年05月24日 00時37分59秒 | 個人的主張など
日本の若者が車を買わない、ビールを飲まないという傾向がでてきたそうだ。メーカーは嗜好を分析したりして対策を考えているらしい。

対策なんて簡単なことではないか! 日本のトップ企業なのだから、他の様々な職種の企業に率先して、従業員の給与を上げ、期間工、臨時工、派遣労働者、契約社員などの正規雇用化を図り、将来の不安要因を失くすよう努めることだ。

海外に生産拠点を移したり、日産のゴーン氏のようなリストラや大合理化の締め付けをするのではなく、日本的な『人は石垣、人は城』という人間重視の組織論に戻したらよいだけのこと。

日産のゴーン氏といえば、日産の役員達の報酬は日本の他企業に比べると破格の高額だそうだ。どうしようもない赤字体質を改善して、復活した今の日産があるのだから当然という考え方のようだが不思議な人間がいるものだ。

新車を買うとして、幾ら位が役員報酬になるのだろう?そして幾ら位が宣伝費か・・・などと考えると、とてもじゃないが買う気にはならない。企業の社会的責任などという理念は建前では語るかも知れないが、本音は企業エゴの私利私欲でしかないだろう。

また、物言う株主とか言われるファンドが企業を操ろうともしている。原油の高騰を始めマネーゲームの渦中にいや応無く生活の基本部分が投げ込まれ、庶民はただただ振り回されている。

若者の嗜好に合うような企画だとかデザインだとかの姑息な手段を取らずに、底辺の目線で根本的な人間的な生活を思い浮かべるだけで結論はこれしかないと判ることだ。それなのにマスコミも本質的なところを見過ごしているのか隠しているのか、何故かあまり意味のないデータを示したり分析したりで訳がわからない。

若者が車を離れビールを飲まず、せっせと携帯メールやインターネットで情報交換をしている。実にリアルな映像のゲームで未来への不安をごまかし、或いはシミュレーションしている。凶悪犯罪が増えるのは当たり前ではないか。

何かがきっかけで、大きなうねりが起きるかも知れない。そういう気配は今のところ感じないけれど、何が始まってもおかしくない時代になっているのだろう。未来は若者に握られている。たぶん。

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