こういう儀式には参加したことがない。
鍬入れ式というのだろうか、それとも起工式か、それとも地鎮祭か。
土地を手に入れて、自分で間取りを決めて大工さんを決めて算段もして、式次第となる・・・そういう伝統的な順序作法を知らない。
何となくの流れのなかで建売住宅に入ることになって、あっと気が付いたら不相応な長期住宅ローンに縛られていた。
この先、こういう結界(?)のなかで神妙な顔つきで座る機会はないだろう。
残念とも思わないけれど、どういう意味があって、どういう願いと、どういう『みなし』の元に行われるのかの説明をしてもらったりする機会は欲しい気がする。
これは2週間程前の散歩中にでくわした。
なぜか式の用意だけしてあって、人が掻き消えたように居なかった。