きのう出先近くで造園職人が剪定していた生垣がこれ。
普通なら鶏の脚を連想させる奥の葉っぱだけなのに、杉に似たトゲトゲしい葉っぱが出ている。
よそでも見ることがあって、なんじゃコレと思っていたので調べてみた。
『京都市都市緑化協会』の『みどりの相談所』(http://www.kyoto-ga.jp/greenery/soudan/field/field004/qa_000057.html)によれば、
通常の葉は紐葉(ひもば)または鱗形葉(りんけいよう)といい、針状の硬い葉は針葉(はりば)または針形葉(しんけいよう)と呼んでいて、針葉は幼葉だとある。実生のイブキの幼木は最初はすべて針葉が出、生長と共にやがて針葉はなくなり、紐葉となるそうで、針葉が出てくるのを先祖返りというそうだ。
木にはアポトーシスがないので、条件さえ良ければ永遠に生き続けると聞いたけれど、幼返りはするのか!?
年寄りの子供返りのようなことが木にも起こるなどと、情緒的にとらえるつもりはない。
粉を吹いたような薄青と黄緑が綺麗だけれど、これは見つけ次第剪定しなくてはいけないらしい。
見た目に良くても触れて痛いんじゃ用なし、というシビアな選択が必要なのだ。