数日前に、週刊誌や月刊誌を読むためとトイレを借りるために利用している図書館に行ったら休館だった。
散歩の中休みに丁度よいところだったので残念だったのと、トイレを使えなかったので併設されている1階の老人保養センターというところに初めて入ってみた。
靴を脱いで、どういうところなのかと案内板をしばらく見て、すぐそばにトイレがあったので小用を済ませた。
廊下にでたら職員が迫ってきて、『受付を通さないでスーッと入らはったから・・・』と言うのである。
もしかしたら・・と思ったので宇治市民でも利用できるのか聞いてみた。
京都市に職場があるとかなんとかがあれば良いけれど、基本的には京都市民だけが利用を許される施設らしい。
私は立ち入る資格がなく、無断でトイレを使った不審者でしかない。
職員は原則を述べるだけだし、私とても謝る気分ではなく、『すぐそこが宇治市なのに・・』とボソボソ言っただけで退散した。
念のために図書館のことも聞いたら、入館して館内で読むのは良いが貸出しはできない筈だとのこと。
帰路歩きながら考えた。
福祉というものにバリアーを作っていいのか。
バリアフリーこそ、福祉の原点ではないのか。
福祉施設が出来上がったら、そこに通いやすい人すべてが利用できるようにすべきではないのか。
どの地方自治体に属すかではなく、どの地域に住まいがあって、通いやすいかどうかではないのか。
京都市が計画して、京都市の予算で作ったとしても、宇治市から維持費の協力を求めるなり職員派遣を要請するなりしたら良いではないか。
宇治市から京都市にそれらを提案すべきではないのか。
隣接自治体どうしの連携と協力が為されてこその福祉ではないのか。
そういうことを思ったりする前に、トイレ内に貼ってあった文章が面白くて撮った。
1、2枚目は次の日の散歩で施設の前まで行って外から撮った。