
風呂や囲炉裏の焚き木にするため薪割りサイズに切った木を、ウチの田舎ではコロと言った。
父は週末だけ帰ってくる単身赴任で兄二人が上京した後の、男手が私ひとりだった頃は、よくコロ割りをやった。
画像の木は桐だから、焚き木になんかならない。
焚くには硬い木が火持ちや火力として理想的。
杉なんかでも燃えやす過ぎて薪としては低級なのに、桐なんぞ話にならない。
などと本題に入る前に桐の悪口を書いてしまった。
ニホンミツバチを誘い込む筒を作るために、四月末、友人二人と切り倒し(私の役は段取りと雑用)たのだ。
作る暇と手がないために庇の下に積まれているのだが、表面から若葉が萌えだして枝ができてしまっている。
椎茸じゃあるまいし、根のないコロから生えるなんて、なんという無謀な生命力。
なんとなく立てていた2本からばかりではなく、横にして積み上げているのからも芽が出ている。
天地を逆さまにして立てておいたら出なかっただろうか。
一部でも地面に着いていれば根を生やしそうだ。
早くこちらの都合を押し通して筒にくり抜き、復活を諦めさせなければならない。