今年こそカボチャをものにしたいと、一度も畑ではなかった場所を耕運機で起こし、豚糞をしっかり大量に混ぜ込み、マルチをした畝に、お隣からもらったタネで育てた苗を植えた。
月の半分は留守にするので、蔓はどう伸びようと仕方がないという放置農法。
大規模に生産するカボチャ農家の発するブログを読んだり画像を見たりしてイメージは掴んでいたのだけれど、豚糞が効きすぎて踏み込めないほどになってしまった。
観るとやるとでは大違いがここにも。
雨が降らず、日照りの続く今年の異常気象がウチのカボチャにはプラス効果だったのかも。
バナナカボチャという位だからバナナ状に細長くなるのだけれど、先太り気味なのは何かが過剰なのだろう。
視力検査のマークのような孫悟空の金輪のような馬蹄のようなヤツは、何気なく蔓を持ち上げた拍子にもげてしまったもの。
雑草と一緒に巨大化した蔓と葉っぱの奥に見える花はカンゾウ。
草刈りをやらないでしまったら勝手に生えている。
味はイマイチだから今年から作らないというお隣さんに代わって、十日町市の山間地で古くから細々と作られてきたというバナナカボチャを私が作っていく。
たぶん豊作になるので、私の周りの人たちは秋になれば、『味はイマイチですが、料理する分だけ切り取って使えるので便利なんです』と押し付けられることになる。