漢字の音読みの間違いや混乱はよく言われることだ。
病院に行き、目的は耳鼻咽喉科だったけれど、口腔外科が近くにあり、間のベンチで呼ばれるのを待ちながら、『漢字を楽しむ』講談社現代新書(阿辻哲次著)を読んだ。
口腔、鼻腔、腹腔は『コウコウ、ビコウ、フッコウ』と読むのが正しいのに、ツクリの空に引きずられて『コウクウ、ビクウ、フックウ』と読まれるようなっていることが面白おかしく紹介されていた。
コウクウゲカと聞いて『飛行機のなかでメスをふるう手術でもしているのか・・』と思った云々。
格調高い表現の満腔の敬意の満腔は『マンコウ』のままであり、生物学の腔腸類は『コウチョウルイ』と正しく読まれる。
医学業界で腔をクウと読む間違いが広まり後戻りできなくなった、そういう音読みを慣用音と言うそうだ。
最初に言い始めた人間が誰なのか、執念深く調査すれば、突き止めることができるのではないか。
医学会の重鎮が思い込みで多用し、権威を持っていたものだから誰も間違いを指摘できないでいるうちに弟子や医学生皆が使うようになってしまったということではないかと私は推測している。
慣用音として、完全に定着してしまっている熟語には輸入の『ユ』や消耗の『モウ』や攪拌の『カク』があり、ほんとうなら輸は『シュ』であり、あとの二つは『コウ』だとか。
本来の読み方と慣用音とがせめぎあっているような熟語もあって、憧憬とか垂涎は本来、『ショウケイ』であり『スイゼン』だけれど、最近は普通に(ドウケイ)とか(スイエン)と読まれたりするそうだ。
著作内容を部分的に正しくまとめたわけではなく、私の理解した格好でのかいつまんだ紹介。
記事にすれば多少は身につくだろうとザル頭で考える。
病院に行き、目的は耳鼻咽喉科だったけれど、口腔外科が近くにあり、間のベンチで呼ばれるのを待ちながら、『漢字を楽しむ』講談社現代新書(阿辻哲次著)を読んだ。
口腔、鼻腔、腹腔は『コウコウ、ビコウ、フッコウ』と読むのが正しいのに、ツクリの空に引きずられて『コウクウ、ビクウ、フックウ』と読まれるようなっていることが面白おかしく紹介されていた。
コウクウゲカと聞いて『飛行機のなかでメスをふるう手術でもしているのか・・』と思った云々。
格調高い表現の満腔の敬意の満腔は『マンコウ』のままであり、生物学の腔腸類は『コウチョウルイ』と正しく読まれる。
医学業界で腔をクウと読む間違いが広まり後戻りできなくなった、そういう音読みを慣用音と言うそうだ。
最初に言い始めた人間が誰なのか、執念深く調査すれば、突き止めることができるのではないか。
医学会の重鎮が思い込みで多用し、権威を持っていたものだから誰も間違いを指摘できないでいるうちに弟子や医学生皆が使うようになってしまったということではないかと私は推測している。
慣用音として、完全に定着してしまっている熟語には輸入の『ユ』や消耗の『モウ』や攪拌の『カク』があり、ほんとうなら輸は『シュ』であり、あとの二つは『コウ』だとか。
本来の読み方と慣用音とがせめぎあっているような熟語もあって、憧憬とか垂涎は本来、『ショウケイ』であり『スイゼン』だけれど、最近は普通に(ドウケイ)とか(スイエン)と読まれたりするそうだ。
著作内容を部分的に正しくまとめたわけではなく、私の理解した格好でのかいつまんだ紹介。
記事にすれば多少は身につくだろうとザル頭で考える。