


朝の6時45分に家を出たときは薄暗かったけれど確実に日は長くなっている気がした。
湖西道路を北進している間に車のライトを消し、少し渋滞する琵琶湖大橋を渡って湖東のさざなみ街道に入ったら、目的地の彦根までスムーズな流れで予定通り。
1時間早起きして高速代千数百円を浮かすのはいつものこと。
琵琶湖大橋通行料は150円かかるけれど、高速道路を使わないことで往復3時間の時延(短縮⇆延長)は時間当たり1000円の得になるというのも前に書いた気がする。
ついつい同じことの自慢しかできなくなるのは、加齢のなせる哀しさ。
用事を終えて気が楽になり、コンビニでジャンボ・フランクフルト・ソーセージなんぞを求め、広々とした農道で買い食いの楽しさを味わう。
まだ真冬の1月なのに、水路土手にはオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)が咲き、ホトケノザ(仏の座)も咲き始めていた。
この二つは日当たりの良い農道脇なんかに一緒に咲いていることが多くて、なかなかに組み合わせの妙。
食べ終わってさざなみ街道を南下していると冠雪した比良山系が見えたので、湖岸の無料駐車場に入って休憩する。
波立つ湖の中ほどに立っている杭の並びは、琵琶湖でおなじみの魞(えり)漁の仕掛け。
オオイヌノフグリもホトケノザも比良山系も、今までに何回か取り上げている。
自分で言うのもなんだけれど、心穏やかな時だけの遊び。