この小型のアシナガバチはおとなしいから、巣があってもなかなか気づかない。
草刈機と芝刈り機を使って生い茂った雑草一式をなぎ払い、メチャクチャに置いてある庭石をあらわにした。
そうしてその近くに、ホームセンターで買ってきた2080円の柿の苗木を植えようと穴を掘っていて、ようやく巣があるのを発見した。
庭石の周りをさんざ動き回っていたのに攻撃する気配さえない。
気づいてからスマホを構えるのも超接近して撮った。
巣の構造を見ると、幼虫の成長とともに深くしていくのだということがわかる。
蛹の期間はなぜ蓋をするのだろう。
変態はエネルギーを使うだろうし危険なのか、それともカビやウィルスから守られなくてはいけないのか。
2匹のうちの1匹が女王で、どんどん働き蜂の子が増えて、巣も大きくなっていくのだろう。
庭石を丸裸状態にしたから、直射日光も当たるけれど、どこまで巣が成長するのか気にかけたい。
柿は10万円が手に入ったから気が大きくなって、苗を2本買った。
名札に『干し柿に最高』と書いてある渋柿の『蜂屋』と、『受粉樹に最適』と書いてある甘柿の『禅寺丸』のどちらも2080円。
柿の蜜はミツバチの蜜源として最高と聞いたこともあり、『蜂屋』という名もしっくりきた。
柿八年も待っていられないので、来年からなるべしと化成肥料もたっぷり植え穴に入れた。
今朝、見たら蜂は11匹いたけれど、女王然とした目立つ存在は確認できなかった。
接近して観察してみると黄色い鼻先がチャーミングだ。