雨後の筍と言うけれど、こうも雨が続くと、これはもうお決まりとして茸がそこここに生える。
1枚目の紅いのは、コウジタケ(麹茸)だと思われる。
2枚目の薄茶色に濡れた、いかにも毒なし美味しげに見えるのは、カレバキツネタケ(枯葉狐茸)のようだ。
3枚目の紫にしっとりと妖しげな傘はムラサキシメジ(紫湿地)らしい。
4枚目のサッカーボールのような大きさの物体はオニフスベ(鬼燻、鬼瘤)にちがいない。
どれも食べられるそうだけれど、私は基礎疾患があって治療の終わっていない身なので、指をくわえながら試食は自粛。
何かあって、来月、予約してある特殊治療に穴を開けてしまってもまずいので、今回は撮るだけにとどめた。
コウジタケ、カレバキツネタケ、ムラサキシメジと思われるのは我が家の敷地内に生えていた。
キノコのことだから、ネットで調べて、ほぼ間違いないだろうと思っても断定はしないでおきたい。
それにしても、カレバキツネタケ(?)は、食べたとしても飽きるほど出ている。
オニフスベと思われる玉は、いかにも食えそうないい匂いだし、触った感じはパンそっくり。
これは、我が農事の師が自分の農地で見つけて持ち帰ってきて、奥さんがわざわざ私に見せに来た。
すぐにネットで調べてから今度は私が出向き、師に名前をお教えした。
少し小さいのがもう一つ現地に有り、残しておいたそうだ。
他の誰かが足を踏み入れる場所ではないけれど、取られないように棒を立てておこうか、などと言う。
最大直径60センチにもなるとネットに書いてあるとも伝えたから、新聞かテレビで取り上げてもらえるかも知れないと師匠夫妻は嬉しそうだ。