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ピーマンとナスをひと畝横並びに育て、それぞれに支柱を立て横にも結んで、成長した枝が実の重さで折れないよう紐で吊り上げている。
横棒にアマガエルがよく乗っているのだけれど、モズにでも見つかったら終わりだなという無防備さ。
雨の多い年だからか、どこででもアマガエルをよく見る。
異常繁殖なのかどうか、にしても、異常繁殖したら何か問題でもあるだろうか。
蛇が増えるかもしれないと思うが、それだって何の問題もない。
蛙の生態は、春先の雌を奪い合う姿などをテレビでよく観るけれど、アマガエルは小さいしどこにでもいるからテレビも取り上げないような気がする。
一本橋で見合っていたので、どうするだろうと見ていたら、片方がおもむろに向きを変えた。
近くにある縦棒を伸び上がって見つめ、しっかり目測をつけて跳び移った。
自分と同類だという認識はあるのかないのか、繁殖の時期でもないし、無用の接触は避けるようだ。
以前、一つの画面に10匹近くのアマガエルを撮ったことがあるけれど、密着しているのはいなかったから、こいつらもそれなりにソーシャル・ディスタンスを保って個々の居心地よさを確保しているように見える。