1週間前に北陸でみた不穏な雲。
玄米を農事の師から10kg単位で買うのだけれど、密閉してあるとはいうもののナイロン袋には小さい呼吸穴が空いているので虫が湧く。
調べてみると、玄米を食害するのはノシメマダラメイガ(熨斗目斑螟蛾)の幼虫らしい。
こいつが湧いてしまった玄米をどうしたらよいか、とにかくブルーシートに全部ぶちまけてみた。
2、3kgほどの玄米に、ちょっと目を凝らしただけで20匹くらいの白いイモムシがいた。
師匠の作る米は玄米のままでもおいしくて、というよりうま味を感じるのは玄米の方が上なので、ウチはある時から精米するのをやめた。
炊きたての玄米はおかずがなくても食べ進んでしまうほどにおいしい。
虫も湧くわけだと思ったりするけれど、とにかくどんなに時間を掛けて取り除いても見落としがあるだろう。
虫とそいつらの糞を取り除かない限り、気持ち悪いし体にも悪そうだ。
思い余った末に、タッパー4個に密閉したのを冷凍庫に入れて凍死させることにした。
冬眠仮死状態になるだけかもしれないけれど、とりあえずこれ以上は食えなくさせておいて、炊く前に一工夫する。
玄米を内釜に入れ、水を8分目くらいに入れてからよくかき回すと、案の定、3合に2匹、動かない虫が浮いてきた。
細かいゴミなどと一緒にそれらはこぼし捨て、玄米は金網ザルに入れてボールの中でゆすぎ細かい糞状の小粒は取り除く。
玄米は研ぐ必要がないのだけれど、少し研ぐようにしてから、しっかりゆすいで完了。
炊いた玄米は、いつものように安心のおいしさ。