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昨日は晴れ渡りながらも風の強い奇妙な日だった。
ニホンミツバチ飼育箱の巣門に普段とは違う騒ぎがあり、分蜂が始まったと確信した。
オオスズメバチ対策の階段状巣門の下に蜂球が作られた。
そうなったら、今までの経験から待ち箱への入居に立ち会うことは難しい。
強制的に捕獲して飼育箱に入れても、そこに定着するかは分からず、女王蜂を逃さないようにする装置の使用には懐疑的なので購入も制作もしていない。
じつは失敗の経験もあり、それ以来成り行き任せが私の方針で、一時的に形作る蜂球のそのまた前段階のような気もする。
どうしても外せない身内に頼まれた用事その他があったので、後ろ髪引かれつつ出掛けた。
二つの要件が済んでの帰りに川向こうの蜂仲間のところへ寄ったら、今年は上手くいって2群確保できたと言う。
ついでにブランコと越後三山を撮ろうと、いつもの展望所に行ったら、チェーンだけになっていた。
ブランコは子どもが近くに居ないなら、ひと揺らし、ふた揺らしで良いから乗りたくなるのだが、昨年時点で支柱がぐらついていたのだから仕方ない。
強い風のおかげで遠くまでスッキリと見え、越後三山の方面には妙な雲ができていた。
帰ったら蜂球は跡形なく消え去っていて、待ち箱全部を点検したけれど入っていなかった。
予行演習だったのか、どこか別の場所に移動したか、遠くへと新天地を求めたのか、探しても行方知れずで、私の心にも風が吹く。