夜中、酔っ払って帰ってきたらドアを間違えそう・・・。
片廊下型のプランのアパート。メーターボックス、ドア、ベンドキャップ(天井際のまるいフード)、みんな繰り返しています。でもこの場合、繰り返しは単調でつまらない、という印象も抱いてしまいます。それはなぜでしょう。「繰り返し」を単に感性で美しいと捉えているわけではなく、そこには理性的な判断が加わるということなのかも知れません。玄関の表情は少しずつ違っていて繰り返さない方が好ましいのではないか、という判断です。
消火器の赤が繰り返しのリズムのアクセントとして効いています。全ての要素の繰り返しがベスト、ということでもないんですね。
「繰り返しの美学」 それは単純に感性だけでは捉えられない対象、 案外奥が深いテーマかもしれません。