■ 地方の小さな町の商店街。路上に車を停めて運転席から急いで撮りました。赤い小さな旗が街灯に掛けられているのが分かると思います。
この写真から充分雰囲気が伝わって来ないのが残念ですが、等間隔に掛けられた小旗によってなんとなく街並みに統一感が漂っています。
そう、等間隔に掛けられた小旗は街並みを秩序づける「装置」とみることができそうです。
昔の宿場町などでは共通のデザインコードのファサードの連なりが美しい街並みを創り出していました。今でも往事を偲ばせる美しい街並みが全国各地に残っています。
それらとの比較の対象には到底なりませんが、この「装置」は街路樹などと共に、街並みに統一感をもたせる有効な方法のひとつだと思います。祭りの日、軒下に提灯を吊り下げた家並みにも同様の効果をみることができます。
これも「繰り返しの美学」。温泉街などでも試みて欲しい、と思っているのですが・・・。