■ アートな週末東京 番外編。
「繰り返しの美学」からしばらく遠ざかっていました。このシリーズ、再開です。繰り返しの美学を意識して街を歩くと結構目に付くものです。
ここは大井町駅のホーム。土曜日は駒沢公園に程近い叔父の家に宿泊。日曜の朝は自由が丘にバスで出て、そこから電車を利用したという次第。
駅のホームは長い直線的な空間ですから「繰り返しの美学」が頻出してもおかしくありませんが、経済性優先なのかホームに掛けられたすっきりフレームを見ることはあまりありません。
ホームの中心に建てられた円柱からヤジロベーのように片持ち梁が掛けられていて、鋼管の方杖が取り付けられています。そのフレームの繰り返し。
この方杖は構造的に有効であることは経験的に分かります。そして繰り返しを視覚的により強く印象付ける効果もあるような気がします。屋根面を構成するフレームがもっとすっきりしていれば更に美しくなったと思います。
東京駅には未だに木造のトラスを使った架構が残っていますが、残念ながらいろんなものが邪魔をしてきちんと見通すことができません。撮影を諦めました。