透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「包む」

2008-05-14 | A あれこれ



 先日木曽の道の駅で目にしたポスターです。「ほお葉巻き」、もう少し朴(ほお)葉が大きくなる今月末から来月にかけて木曽のお店に並ぶ「季節限定」菓子。ポスターの右側、上から下に向かって「中身」のつくり方が、左側、下から上に向かって「包み方」が描かれています。

包むという行為、あるいは包まれたものを扱うことは日常的に頻出します。料理にも巻いたり包んだりするものがいくつもありますね。

紙に包まれたお菓子、竹の葉に包まれたおにぎり、餃子・・・、風呂敷で包む、包装紙で包む、衣服は身を包むもの、建築用語にも棟包みや建てぐるみなどいくらでもありますネ。そうだ、治療のために歯を金属で包むこともあります。割り箸やご祝儀を紙に包んだり、大気に包まれた地球・・・。思いつくままに挙げていくときりがありません。

包むもの(内容物)、包装材料・方法、包装目的などの観点から「包む」を系統的に分類してみても面白いかもしれません。このブログでもときどき取り上げてみようと思います。

30年前にこんな本が出ています。


     『包み』額田 巌/法政大学出版局(1977)