和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

そのとき蓮舫が。

2015-10-05 | 短文紹介
高山正之の新刊
「習近平よ、『反日』は朝日を見倣え」(新潮社)が
気になるのですが、買わない(笑)。
そのかわり、
雑誌「正論」11月号の
巻頭随筆・山正之の「折節の記」から
この箇所を引用することに。


「民主党が政権を取るという悪夢の時代が
数年前にあった。そのとき蓮舫が200年に一度の
大洪水に備えるスーパー堤防計画を仕分け、
つまり無用として切り捨てた。
これは高さの30倍の底辺を持ち、
かつ今回の鬼怒川のように越水しても崩壊しない
知恵が施され上辺は市街の建設も予定される優れもので、
国交省では東京湾沿岸などに約900キロの建設を
進めていた。
この切り捨てに驚いた石原慎太郎が再考を求めたが、
蓮舫は200年先を憂う神経を笑った。」


今回の巻頭随筆の最後も引用。

「ついでにもう一つ、聞きたい。
200年先を笑いながら民主党は
10万年に一度動く断層を根拠にして
原発を止めた。それはどういう理由づけをするのか。」


うん。何ということだ。
「そのとき」の蓮舫を、私は
あっさりと、忘れておりました。
これじゃ、私はザルで水を掬うような発想しか
もてないのだろうなあ。
揚げ足取りの党には
なりたくないけれど、
忘れてはいけないことがある。
歴史は常に、
現代の雑事に霞んで忘れ去られるばかり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする