芸術新潮3月号の特集は、追悼谷川俊太郎とありました。
うん。気になって購入。雑誌の写真を覗くことに。
そういえば、谷川俊太郎を最初に読んだのは、
写真のはじに言葉が並んでいる感じの詩集でした。
何だか、いっぱい詩集を出していたので、ついてゆけず、
手がとどかずに「 すっぱい葡萄 」よろしく、
読まずに、あれこれ思っておりました。
その人の追悼号だというので、手に取ったしだいです。
活字は読まず雑誌に採りあげられている写真をめくる。
なかに、『 父・俊太郎さんのこと 』と題して
長男・谷川賢作氏と、長女・谷川志野さんが文を寄せております。
お二人の写真入りの文を読みました。
ああ、俊太郎さんは、長男に賢作とつけたんだ。
すぐに、思い浮かぶのは、宮澤賢治でした。
谷川俊太郎の父・谷川徹三氏の本に、
「 宮沢賢治の世界 」という本があったなあ
( 読んでいないけれど )などと思います。
谷川俊太郎の詩集
「 夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった 」(青土社・1975年)。
のはじまりの詩は、『 芝生 』でした。
芝生
そして私はいつか
どこかから来て
不意にこの芝生の上に立っていた・・・・・
と、はじまる7行ほどの詩でした。
長男さんの名前を見た時に、
この芝生というのは、父谷川徹三のことじゃないのか?
はい。写真を見ながら、長男・長女の文を読みながら、
そんな父の芝生を思い描いております。
今度、谷川徹三著「 宮沢賢治の世界 」をひらくことに。
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