和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

必読文献としたい。

2015-10-17 | 産経新聞
産経新聞の10月16日正論欄は
平川祐弘氏の文でした。
題は「安倍談話を『必読文献』としたい」。
私は平川ファンです。引用しなくっちゃ(笑)。

そのはじまりは

「安倍晋三首相の『戦後70年談話』は
日本人の過半の賛成を得たが、反対もいる。
『「戦後70年談話」は日本人がこれから先、
何度も丁寧に読むに値する文献だ』と
私が言ったら、
『どの程度重要か』と問い返すから
『明治以来の公的文献で「五箇条ノ御誓文」
には及ばぬが「終戦ノ詔勅」と並べて読むがよい。
これから日本の高校・大学の試験に必ず
日英両文とも出題されるだろう』と答えた。
『「教育勅語」と並べてどうか』と尋ねるから
『文体の質が違うが、これからの必読文献は
「戦後70年談話」の方だ』と答えた。
・・・・」

真中は思いっきり端折って
最後を引用。


「・・私が定年で駒場を去って23年、
その昔大学で教えた学生もまた定年を迎えつつある。
私はそんな老骨だが、年配の男女でも賛否両論、
議論に花が咲く。
外国人研究員は『「朝日」は日本の良心』で、
慰安婦報道で『朝日』が謝罪したのは
安倍政権が圧力をかけたからだという程度の
日本理解である。
教え子の女性も配偶者の職業やキャリアによって
賛否が異なる。極端に安倍首相を嫌う人は、
本人か配偶者に学校づとめや弁護士が多かった。

『朝日』は『この談話は出す必要がなかった。
いや、出すべきではなかった』と8月15日の社説に
書いた。そんな新聞を半世紀以上読んできた夫婦が
反対を口にするのは当然だろう。
しかし周辺の名誉教授連は『「朝日」があれだけ
けちをつけるのだから安倍談話はきっといいのだろう』
とシニカルな口を利く。
ただ皆さんお利口さんで、
私のようにはっきりと意見を活字にしない。
根が正直な私は『ろくに歴史も知らないくせに
どこぞの論説主幹は偉そうな口を利く』と
心中で感じたことをすぐ口にする。
口にするばかりかこのように『正論』欄に書く。

すると意外やそんな私に賛同する教え子の女性がいたりする。
本人がたとえ教師でも、配偶者が官僚や商社とかで
外国も長く社交も広いと
『日本人に生まれて、まあよかった』と思うらしい。
そこは大新聞中毒となった人たちの
井の中の大合唱と違って面白い。・・・」


う~ん。井の中の大合唱新聞。
そして、井の中の合唱感染者。
コメント
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