今日は、
読売新聞の歌壇・俳壇が掲載される日。
というか、毎回月曜日が
今月は、12日月曜が新聞休刊日だったのでした。
それで、13日に掲載がズレたのでした。
歌壇・俳壇に本が登場すると
つい読み直します。
栗木京子選の二番目でした。
定年に備え密かに買い溜めし
本が千冊眠気を誘う
川崎市 新垣一雄
【評】千冊もの本を買い溜めたことに感心した。
本来ならば千冊を眺めて悦に入るところだが、
結句「眠気を誘う」が正直で楽しい。
起承転結が見事に決まった一首である。
俳壇には「区のお知らせ」
というのがありました。
小澤實選の5番目。
読み返す区のお知らせや震災忌
東京都 斎木百合子
俳句と本といえば、読み直したくなって
坪内捻典著「俳人漱石」(岩波新書)をひらく。
その最後に紹介されていた俳句はというと、
秋立つや一巻の書の読み残し
この解説の始まりはこうでした。
「大正五年九月二日の芥川龍之介あての手紙に
書かれている俳句です。・・・・さらにいえば、
この年の十二月、漱石さんは他界されます。」
(p208)
読売新聞の歌壇・俳壇が掲載される日。
というか、毎回月曜日が
今月は、12日月曜が新聞休刊日だったのでした。
それで、13日に掲載がズレたのでした。
歌壇・俳壇に本が登場すると
つい読み直します。
栗木京子選の二番目でした。
定年に備え密かに買い溜めし
本が千冊眠気を誘う
川崎市 新垣一雄
【評】千冊もの本を買い溜めたことに感心した。
本来ならば千冊を眺めて悦に入るところだが、
結句「眠気を誘う」が正直で楽しい。
起承転結が見事に決まった一首である。
俳壇には「区のお知らせ」
というのがありました。
小澤實選の5番目。
読み返す区のお知らせや震災忌
東京都 斎木百合子
俳句と本といえば、読み直したくなって
坪内捻典著「俳人漱石」(岩波新書)をひらく。
その最後に紹介されていた俳句はというと、
秋立つや一巻の書の読み残し
この解説の始まりはこうでした。
「大正五年九月二日の芥川龍之介あての手紙に
書かれている俳句です。・・・・さらにいえば、
この年の十二月、漱石さんは他界されます。」
(p208)