『安房震災誌』に、青年団の活動をとりあげた箇所があり、
そこからの引用をしておきたい。
その活動を引用してゆくまえに、
大正13年3月1日に県知事より指令があった文面からはじめます。
「 安房郡連合青年団
其団震災に当り東京方面よりの罹災民を救護したるにより
金四百五十六円を支給す。
大正13年3月1日 千葉県知事 齋藤守圀 」(p292)
「・・・4月9日を以て、関係町村青年団長に此の指令を共に
現金交付の手続きを為したが、関係青年団にては・・保田町青年団は、
地理上の関係からして、東京方面よりの罹災民を救護したので、
他の被害激甚地方の青年団も、自町村相互救助に、
被害の軽微なる町村の青年団も、亦た他町村罹災民の救護に、
均しく多大の費用と労力を費やしてゐるのであるから
東京方面からの避難民を救護した町村の青年団のみが、
此の恩典に浴するは、他の青年団に対して情誼に適するものでない。
といふ理由の下に、支給金は全部聯合青年団の経費に充当されたし
との寄付申込みをしたので、連合青年団は、その意を容れて之を
受納するに決した。
東京方面よりの避難民救護団体は、・・8団体である
保田町青年団、和田町青年団、江見村青年団
太海村青年団、鴨川町青年団、東條村青年団
天津村青年団、湊村青年団 」(~p293)
はい。この次は、安房の関東大震災の青年団の活動を紹介します。
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