和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

講座参考本➃

2024-07-12 | 安房
「千葉県安房郡誌」(編纂兼発行所・千葉県安房郡教育会・大正15年6月)。

簡単に、郡役所の箇所から引用。

「・・明治11年・・当時敷地は北條町北條の所有にかかり、
 周囲に土手を回らし、表門は北條病院の前なる大槇樹の北にありて
 長屋門なりき。明治15年に至り庁舎の建築に着手し、翌16年5月10日
 新築落成、開庁式を行へり。現庁舎是なり(大正12年の大震にて倒潰す)
 ・・・・・・
 明治30年4月郡制改まり、安房平朝夷長狭の4郡を合して、
 単に安房郡を置かるるに当り、安房郡役所と改称、以て今日に至れり。」
                        ( p497 )


安房郡長の大橋高四郎氏と農学校の箇所も引用しておきます。

「 産業上より眺むる時、本郡は水産地たり、農業地たり。
  故に歴代当局の事業を通観するに、その厚薄はあれ、
  何れも農水産業の進展に意を注がれし跡歴然たるものあり。

  然し真に産業の発達を促し以て文化の進展を期せんとせば、
  其の根底に触れ、実業教育の振興を画策せざるべからず。
  
  現在当局は夙に此に着眼し、巨額を投じて農業水産学校を新設し、
  南三原村に本校(農業)館山町に分校(水産)を置き、
  本郡産業の発展につき永遠の策を樹立せられたりしが、
  郡制廃止、県移管後、程なく各独立の学校となれり。 」(p511)

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