映画「ドント・ウォーリー・ダーリン」を映画館で観てきました。
映画「ドントウォーリーダーリン」は悪夢と現実が交差するサイコスリラー映画である。オリヴィアワイルド監督の作品、名前を聞いてもピンと来なかったが、エンディングロールで出演者と監督の名前が一致していることに初めて気づく。「え!誰」と作品情報を見直して、主人公と仲良しの女性とわかる。映画を観ながら、この女性は観たことあると思っていた女性だった。
オリヴィアワイルドの履歴を見ると、クリントイーストウッド作品「リチャードジュエル」で主人公を陥れようとする女性新聞記者を演じていた。あの時はストーリーのカギになる女の役柄だったけど、むちゃくちゃ嫌な女をうまく演じていた。キャスティングのうまいイーストウッドらしいなと思っていた。他にも自分の好きな「ラッシュ」などでいい女役を演じていて、顔を見たことがあると思う人は多いと思う。
オリヴィアワイルドによるこの映画の感想を書くのは難しい。観終わってしばらくしてもストーリーの全容がまだ理解できていない。ゴールデンエイジ時代の幸せなカップルに焦点をあてる。ヤシの木が道路に立ち並ぶヴィクトリアという郊外の美しい街で、同じ仕事に従事して鮮やかな色のアメ車で通勤する夫とそれを支える家族が暮らしている。リッチな感じだ。
50年代を思わせるアメリカの家庭を映す映像は、ヴィジュアルセンスあふれるアメリカ映画の優秀なスタッフを集めた結晶によるものではないか。衣装、美術、インテリアを含めて美的感覚にあふれた映像だ。色合いもいい。エスターウィリアムズの「百万ドルの人魚」を水上からダンスフロアに移したような映像も含めて、名作からの引用的な映像もある。オリヴィアワイルドの映画的センスを感じる。
誰も彼もが幸せムードたっぷりの中で、「何かおかしい?」と感じる若き美人妻アリスのヒロインの不安をクローズアップする。ラブラブなはずの夫ジャックの動きも途中からおかしくなる。周囲もこの仲間たちを仕切るリーダー(クリスパイン)もどこか変だ。妙な展開が続く。Netflix「イカゲーム」にでてくるピンクの服装の不気味なスタッフのような集団も登場する。これって新興宗教扱った映画なの?と一時思った。類したテイストもある。
でも、正直ついていけなかった。
夢と現実が交差する映像はデイヴィッドリンチ監督が得意な世界だけど、それとは違うものを感じた。デイヴィッドリンチ作品は常にどんより陰だけど、この映画陰と陽のコントラストが強い
ヴォリューム感あふれるピチピチの主人公アリスを演じたフローレンス・ピューは、今の日本の女優にはいないタイプで、スッピンの映画ポスターよりもずっといい女だ。ジャックとの大胆なからみは脱いでいないのにエロチックだ。その主人公とクールビューティたちでつくる映像は日本映画で作るのは不可能と思われる映像美だと思う。視覚、聴覚だけは楽しめたが、意味は未だよく理解できていない。
映画「ドントウォーリーダーリン」は悪夢と現実が交差するサイコスリラー映画である。オリヴィアワイルド監督の作品、名前を聞いてもピンと来なかったが、エンディングロールで出演者と監督の名前が一致していることに初めて気づく。「え!誰」と作品情報を見直して、主人公と仲良しの女性とわかる。映画を観ながら、この女性は観たことあると思っていた女性だった。
オリヴィアワイルドの履歴を見ると、クリントイーストウッド作品「リチャードジュエル」で主人公を陥れようとする女性新聞記者を演じていた。あの時はストーリーのカギになる女の役柄だったけど、むちゃくちゃ嫌な女をうまく演じていた。キャスティングのうまいイーストウッドらしいなと思っていた。他にも自分の好きな「ラッシュ」などでいい女役を演じていて、顔を見たことがあると思う人は多いと思う。
オリヴィアワイルドによるこの映画の感想を書くのは難しい。観終わってしばらくしてもストーリーの全容がまだ理解できていない。ゴールデンエイジ時代の幸せなカップルに焦点をあてる。ヤシの木が道路に立ち並ぶヴィクトリアという郊外の美しい街で、同じ仕事に従事して鮮やかな色のアメ車で通勤する夫とそれを支える家族が暮らしている。リッチな感じだ。
50年代を思わせるアメリカの家庭を映す映像は、ヴィジュアルセンスあふれるアメリカ映画の優秀なスタッフを集めた結晶によるものではないか。衣装、美術、インテリアを含めて美的感覚にあふれた映像だ。色合いもいい。エスターウィリアムズの「百万ドルの人魚」を水上からダンスフロアに移したような映像も含めて、名作からの引用的な映像もある。オリヴィアワイルドの映画的センスを感じる。
誰も彼もが幸せムードたっぷりの中で、「何かおかしい?」と感じる若き美人妻アリスのヒロインの不安をクローズアップする。ラブラブなはずの夫ジャックの動きも途中からおかしくなる。周囲もこの仲間たちを仕切るリーダー(クリスパイン)もどこか変だ。妙な展開が続く。Netflix「イカゲーム」にでてくるピンクの服装の不気味なスタッフのような集団も登場する。これって新興宗教扱った映画なの?と一時思った。類したテイストもある。
でも、正直ついていけなかった。
夢と現実が交差する映像はデイヴィッドリンチ監督が得意な世界だけど、それとは違うものを感じた。デイヴィッドリンチ作品は常にどんより陰だけど、この映画陰と陽のコントラストが強い
ヴォリューム感あふれるピチピチの主人公アリスを演じたフローレンス・ピューは、今の日本の女優にはいないタイプで、スッピンの映画ポスターよりもずっといい女だ。ジャックとの大胆なからみは脱いでいないのにエロチックだ。その主人公とクールビューティたちでつくる映像は日本映画で作るのは不可能と思われる映像美だと思う。視覚、聴覚だけは楽しめたが、意味は未だよく理解できていない。